AQUOS PHONE SH-06Dの大画面は魅力たっぷり
いつでも見られるからさらに感激
取材のため、実際にAQUOS PHONE SH-06Dを使わせてもらったが、高精細でコントラスト感が高い、映像の再現力には感心した。個人用のポータブルテレビとしては画面サイズも十分に大きいし、映像も見やすい。しかも、BDレコを組み合わせれば地デジ番組をハイビジョン画質で楽しめる。
防水という利点もあるので、アウトドアなど屋外でも積極的に活用したいし、水没しない程度の水際で使うといったことも便利だ。
テレビをはじめとする多彩なコンテンツをいつでもどこでも見られるというのは、テレビ視聴がより自由になったと感じる。これは、新しいテレビ視聴スタイルと言っていいだろう。
映像以外の機能もすごいぞ!
AV機能ばかりをピックアップしているが、AQUOS PHONE SH-06Dは、それ以外の面でもすごい。防水(IPX5/7)と防塵(IP5X)対応となっていたり、おサイフケータイや赤外線通信など、従来の携帯電話の機能にもしっかり対応しているので、買い換えを検討する人にもおすすめ。
機能面は充実しており、まさに「フルスペック」と言える贅沢なものだ。AV機能だけでなく、Android端末として、携帯電話として望まれる機能が集約された万能スマホは、あらゆる人にとってなくてはならない相棒になってくれるだろう。
AQUOS PHONE SH-06Dで、多彩な映像コンテンツを体験!!
いよいよ、AQUOS PHONE SH-06Dを使って映像コンテンツを楽しんでみることにしよう。
筆者は高画質至上主義なので、小画面でしかもノイジーなワンセグは大嫌いだったが、決して高画質とまでは言えないものの、比較的見やすい映像で楽しめたのは意外だった。アニメ好き視点で言えば、外出先などで地デジのアニメを見られるのは、ありがたい。これは大画面で見やすいこともあるし、スケーリングやノイズ除去のための機能も優れているためだろう。
YouTubeやニコニコ動画なども、タッチ操作でサクサクと検索ができて使い勝手が良かった。普段から、アニメ制作会社などが公式に番組配信を行っているタイトルもマメにチェックしているが、これはわざわざPCを立ち上げて視聴するよりも抜群に楽チン。
SD画質もくっきりと鮮やかな映像で楽しめるし、HD画質の番組なら満足度は極めて高い。ネット動画というと、画質などは二の次と思いがちだが、最近はアマチュアの作品でもグレードはどんどん高くなっており、ネット動画を高画質で楽しめる機能は今後ますます重要になると感じた。
そして、DLNA/DTCP-IP対応によるBDレコ連携はもう感動的。4.5インチといえどもハイビジョン画質のクオリティははっきりとわかる。仕事をしながらテレビ放送を映していると、仕事が手に付かなくなってしまう危険な存在でさえある(笑)。4月の新番組ラッシュは一段落したが、今後はとりあえず新番組はすべて録画したけど、見るヒマがない! なんて事態も解消できそう。
地デジ化が完了した現在も2台目のサブテレビの需要はあると思うが、いずれは各部屋にテレビがあるというより、家族全員がスマホという名の専用のテレビを持つのが当たり前という時代になってしまうとさえ感じた。
番組持ち出しは、理想を言えばこちらもハイビジョン画質での持ち出しに対応してほしいが、朝のニュースや天気予報などを通勤中に見るような使い方なら、転送速度も高速なのでVGA画質のメリットを活かせるだろう。また、最近のBDソフトはポータブル機器などにSD画質でコンテンツを転送できるデジタルコピーが同梱されたものが増えているが、Android端末ならこうしたタイトルの持ち歩きも可能。映像の楽しみ方はもっと自由になっていくだろう。