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256GBが3万円台! どれを買う? 春のSSD特集 2012 第3回

再インストールなんかいらない? OSをSSDに入れ替えろ

2012年04月25日 12時00分更新

文● 二瓶 朗

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シンボリックリンクで
アプリケーションをデータドライブに移動

 Windowsにインストールしたアプリケーションは通常の場合、システムが入っているCドライブの「Program Files」または「Program Files (x86)」フォルダーに保存される。これらアプリケーションのファイルを、容量の少ないSSDではなく、データドライブであるHDDに移動できれば、限られたSSDの容量を効率よく使える。

 そのために利用するのが「シンボリックリンク」だ。以下にその手順を解説しよう。なお、各操作はWindowsの管理者権限のあるアカウントで操作する。

  • 1:データドライブに「Program Files」フォルダーを作成する(フォルダー名は何でもいいが、ここではわかりやすく)。
  • 2:対象アプリケーションのフォルダーをCドライブの「Program Files」から、データドライブの「Program Files」へ移動する。なおこのとき、常駐しているアプリケーションの場合はタスクマネージャーからプロセスを停止しなければならないことがある。

データドライブ上に作成した「Program Files」に、Cドライブの「Program Files」からアプリケーションをフォルダーごと移動する。ここでは「EASEUS」フォルダーを移動

  • 3:コマンドプロンプトを起動して、「mklink /d」コマンドでシンボリックリンクを作成する。
    コマンドは「mklink /d "前のプログラムフォルダーのパス" "新しいプログラムフォルダーパス"」

ユーザーによってパスは異なるが、ここでは「mklink /d "C:¥Program Files (x86)¥EASEUS" "E:¥Program Files¥EASEUS"」と入力

 これで、コピー元の「Program Files」フォルダーには、移動したアプリケーションへのショートカットが作成される。スタートメニューやデスクトップのショートカットなどからも、以前と同様に起動できる。

コピー元側のProgram Files内には、ショートカットアイコン(赤枠内)が作成された

 シンボリックリンクを作成してアプリケーションをデータドライブに移動すれば、確かにその分SSDの空き容量は増やせる。しかし、SSDからHDDに移動するということは、移動したアプリケーションの起動や動作では「SSDの速さ」というメリットが失われることとなる。そのメリット、デメリットを理解しつつ、シンボリックリンクを活用してほしい。

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