256GBが3万円台！ どれを買う？　春のSSD特集 2012 第1回

デスクトップもSSDの時代 今人気の256GB SSDはこれだ！

サムスン「SSD 830」シリーズ
256GBモデル：MZ-7PC256

サムスン MZ-7PC256

　サムスン電子「SSD 830」シリーズは、同社のオリジナルコントローラーチップ「MCX」と、同じく同社製の高速インターフェース仕様「Toggle DDR」に対応したNANDフラッシュメモリー(20nmプロセス)を採用するなど、コントローラーからフラッシュメモリーまで、すべてサムスンオリジナルのSSD製品として注目を集めている。

　コントローラーチップのMCXは、ARM9ベースのトリプルコアで、複数の大容量データを高速に処理することができるという。容量は64GB/128GB/256GB/512GBで、すべて厚さは7mm。SATA3.0に対応する。SSD 830シリーズの主な仕様は以下のとおり。

サムスンSSD 830シリーズ スペック表
型番	MZ-7PC64	MZ-7PC128	MZ-7PC256	MZ-7PC512
容量	64GB	128GB	256GB	512GB
最大読み込み速度	520MB/秒
最大書き込み速度	160MB/秒	320MB/秒	400MB/秒
4Kランダムリード	7万5000IOPS	8万IOPS
4Kランダムライト	1万6000IOPS	3万IOPS	3万6000IOPS
インターフェイス	SATA3.0(6Gbps)
実売価格※1	8200円前後	1万7000円前後	3万4000円前後	5万9000円前後

^{※1 デスクトップパソコン用キットの価格}

　SSD 830シリーズでは、「ベーシックキット」(型番末尾が「B」)、「デスクトップパソコン用キット」(末尾「D」)、「ノートパソコン用キット」(末尾「N」)の3パッケージがラインナップされている。ベーシックキットはSSD本体のみだが、デスクトップ用キットには接続ケーブルとブラケット、ノートパソコン用キットには同じくケーブルと7mm/9mm変換スペーサーが付属する。また、デスクトップ/ノート用にはバックアップソフト「Norton Ghost V15」も同梱される。そのため、既存のHDD環境からSSD環境へと、容易に移行することが可能となっている。はじめてSSD換装に挑戦する人にお勧めしたい製品だ。

　256GBモデルは4月中旬時点で、ベーシックキット「MZ-7PC256B」が3万1000円前後、デスクトップパソコンキット「MZ-7PC256D」とノートパソコンキット「MZ-7PC256N」は、それぞれ3万4000円前後で販売されている。

プレクスター「M3 Pro」
256GBモデル：PX-256M3P

プレクスター PX-256M3P

　プレクスター「M3 Pro」シリーズは、信頼性の高さで自作ユーザーからの大きな人気を博した、「M3」シリーズの後継となる製品だ。コントローラーチップにMarvell製「88SS9174」を採用し、東芝製NANDフラッシュメモリー(24nmプロセス)を搭載する。容量は128GB/256GB/512GBの3種類で、いずれもSATA3.0に対応する。

　厚さは、同社製品では初の全モデル7mm厚となっている。パフォーマンス低下を防ぐ「Instant Restore」機能や、長期運用時にもデータ転送速度を維持する「Plextor True Speed Technology」など独自の技術を搭載し、データ保存の信頼性を高めている。主な仕様は以下のとおり。

プレクスター M3 Proシリーズ スペック表
型番	PX-128M3P	PX-256M3P	PX-512M3P
容量	128GB	256GB	512GB
最大読み込み速度	535MB/秒	540MB/秒	535MB/秒
最大書き込み速度	359MB/秒	420MB/秒	450MB/秒
4Kランダムリード	7万5000IOPS		5万6000IOPS
4Kランダムライト	6万9000IOPS	6万8000IOPS	3万4000IOPS
インターフェイス	SATA3.0(6Gbps)
実売価格	1万9000円前後	3万7000円前後	5万8000円前後

　256GBモデル「PX-256M3P」は、4月中旬時点で3万7000円前後で販売されている。