くす子ちゃんはおやすみ

メロン号、初戦の九州戦はパーフェクトで勝利！

2012年04月23日 18時00分更新

文● 中村信博　●撮影／中島正義、うえのふみお

ターマッククイーン、めろんちゃん！

　やった───!!　メロン号、緒戦の「ツール・ド・九州」をクラス優勝!!　MRCとしては3年連続4回目、そして眞貝選手は2009年にもJN-2クラスでシビックRを駆ってクラス優勝しているので、今回で「ツール・ド・九州」4連覇を達成した。まさに、日本最強のターマックマイスターの面目躍如だ!!

セレモニアルフィニッシュ会場の唐津駅前「アルピノ」のホールでは、新車の展示イベントが開催中。毎度おなじみメロンブックスの出張店舗はこちらに店を構えていた

戦いを終えてフィニッシュ会場に続々と帰ってくるマシンたち。各クラスの1位と2位のマシンが、別枠で車両保管を受けている

競技を終えた選手たちが、思い思いの方法で休憩をとる。他のトップカテゴリーでは考えられないこの観客との近さが、全日本ラリーの魅力かもしれない

　今回の勝利により、MRCはフルポイント16点を獲得して、今年のチャンピオンレースを最高の形でスタートすることができた。2位にはインギングセリカ（12P）、3位（8P）にはエナペタルADVAN久與レビン（山口清司選手／島津雅彦選手組）が入り、トップのメロン号を追走する形となった。なお、注目のLUCK86（筒井克彦選手／船木一祥選手組）は6位に入り、ポイント3点をゲット。今回は登場したてでスピードが振るわなかったみたいだけど、セッティングが合ってきたなら必ずや怖い存在となるに違いない。

各クラスで優勝したクルーの記者会見。ここで眞貝選手、今年のクラスチャンピオン奪取をマイクの前で誓った！　神妙な面持ちは、その重圧を思ってのことだろうか？

　次戦「久万高原ラリー」は、愛媛県の山間で開催されるグラベルラリー。昨年は惜しいところでリタイヤしてしまった因縁のイベントだけど、今年はシリーズチャンピオンを狙う以上、なんとしても最後まで走りきらなければならないだろう。昨年よりもマシンの性能は大幅に向上している、走りきったなら必ず結果はついてくるはずだ！

　そして「久万高原ラリー」から、いよいよMRCのライバル「クスコジュニアラリーチーム」が今年の参戦を開始する。今年もプロトン・サトリアネオの2台体制で、メロン号と同じJN-3クラスでの参戦となる。「生くす子ちゃんズ」の3人がやってくるそうなので、MRCの「めろんちゃんズ」、それにチームNENCの「ねんくちゃんズ」とあわせて、ラリーパークは華やかな雰囲気になるはずだ。今年最初の「MRC」vs「CJRT」の激突を、ぜひその目に焼き付けてほしい！