16年に渡る実績と先進的な機能
大谷 この電子証明書を16年前から発行してきたのが、ベリサインです。サイトの右下にあるチェックマークは、このサイトではベリサインの電子証明書が使われているから安心ですよとユーザーに告知する“安全の目印”なんです。このベリサインのマークは現在世界165ヵ国、10万以上のサイトで使われており、1日でのべ6億5000万回も表示されています。
高見 それはすごい! なぜベリサインの電子証明書は、そんなに使われているのですか?
大谷 まずは実績でしょう。所在確認など厳密な審査を通らないと、ベリサインの証明書を発行してもらえないので、信頼がおけます。私のように昔からインターネットを利用している人からすると、“電子証明書=ベリサイン”なんですよ。昨年行なわれたアンケートでも、一般消費者の8割弱がベリサインのマークを認知しているんだそうです。
高見 確かに私も見たことがあります。
大谷 決済や個人情報の入力ページで使われていると思いますよ。あとは先進的な機能も大きな売りです。たとえば、高見さんは、ネットで調べ物するときはどういう操作をしますか?
高見 天気なり、ドラマなり、知りたいキーワードで検索します。
大谷 ですよね。gooという検索サイトで、「ベリサイン」というキーワードを検索すると……。ほら、検索結果に先ほどのベリサインのマークが出てきます。
高見 なるほど。
大谷 これが最近ベリサインが提供している“シールインサーチ”です。検索結果にマークが表示されるので、ページを開く前に安全であることがわかります。そのほかにも、不正なプログラムをスキャンしたり、サイトの弱点を診断して、安全なサイトであることを教えてくれたりします。
ベリサイン証明書ならではの3つの無料バンドル機能
電子証明書を使うと、ウェブサイト運用元の実在性を証明し、送受信するデータを暗号化することが可能になる。加えてベリサインの電子証明書では、シールインサーチや脆弱性アセスメント、マルウェア(悪意のあるプログラム)スキャンなどの機能を無料でバンドルしている。
シールインサーチは、対談にあるとおり、ベリサインの電子証明書を利用しているサイトを検索結果に掲出するサービス。GoogleやBingなどの検索サイトで利用できる(要プラグイン)ほか、ポータルサイト『goo』や『BIGLOBE』、『OCN』などであればプラグインなしで利用できる。
また、脆弱性アセスメントはウェブサーバーの弱点となる脆弱性を週次でスキャンするサービス。同じく無料バンドルされているウェブサイトに埋め込まれたマルウェアのスキャン機能とあわせて用いることで、サイトの安全性を高めることができる。どれも利用者に安心を与える機能と言える。
高見 お店側としてもいいシステムですよね。でも、こんな便利な仕組みはショッピングサイトだけでしか使われていないんですか?
大谷 いえいえ。たとえば、個人情報やお金を扱うオンラインバンクでは古くから使われています。最近は個人情報を扱うサイトがすごく増えています。たとえば、高見さんのところにアンケートのメールとか来ませんか?
高見 化粧品のモニターキャンペーンとか来たことがあります。
大谷 そういうキャンペーンでは、個人情報を扱うことがほとんどです。プレゼント提供のフリをして個人情報やオンラインバンクのアカウントを盗もうとするフィッシング詐欺も増えているので、電子証明書はますます重要になっているわけです。そんな中、4月にベリサインのマークがノートン™セキュアドシールに変わります。
高見 変わっちゃうんですか? せっかく16年間も使われて来たのにちょっともったいないですね。
大谷 あはは(笑)。確かにそうですけど、シマンテックのノートン™というのは、パソコンの世界では、セキュリティーや安全性を示す有名なブランドなんです。インターネットで有名なベリサインの実績と、ノートン™のブランドが合わさって……。
高見 合体した感じですね?
大谷 より安全で、信頼が置けそうな感じがしません?
高見 これからは新しい黄色のチェックマークを、ちょっと注意して見てみますね。
ベリサインのマークを学んで
とても勉強になりました。私、こういうシステムがあるのを全然知らずにネットでお買い物をしたり、オンラインバンクを使っていたりしてました……。でも、気付かない所でもしっかりサポートしてくれていたんですね。今回、ノートン™に名前が変わるということですが、次からは、これは安全なんだとほかの人には言っていきます!