XPS 14zにディスプレー/キーボード/マウスをつないで
超薄型デスクトップPC代わりに
XPS 14zは、モバイルノートとして優れているが、自宅や職場では、大画面ディスプレー/キーボード/マウスを接続して、デスクトップPCのように使いたいという人もいるだろう。XPS 14zは、そんな要求にもバッチリ応えてくれる。
ディスプレー/キーボード/マウスをXPS 14zに接続したら、コントロールパネルの電源オプションから「カバーを閉じたときの動作の選択」で「何もしない」を選択してみよう。あとは、出力の設定を「プロジェクターのみ」にすれば、ディスプレーを閉じた状態でも動作するようになる。
机の上をより広く使うために、閉じた状態のXPS 14zを立てておくスタンドを用意すると、一層快適になるはず。ノートを自宅内や職場で使うことが多いという方にもオススメしたい利用法なのだ。
トリプルディスプレー環境で、XPS 14zをさらに快適にする
XPS 14zがさらに便利になる機能として、HDMI端子とDisplay Port端子それぞれに画面を同時出力できることを覚えておくといい。XPS 14zを中央に置いて、左右に液晶ディスプレーを設置することで、トリプルディスプレー環境を作り出せるのだ。
この場合、ディスプレーの識別はXPS 14zが「1」、HDMI出力端子側が「2」、Display Port端子側が「3」となる。識別の「1」と「2」については同じ画面を表示する「複製」が可能だが、「3」については「拡張」のみ設定が可能だ。これは「1」と「2」がCPU内蔵の「Intel HD Graphics 3000」が管理しており、「3」については「NVIDIA GeForce GT 525M」が受け持っているためだろう。
HDMIで大画面テレビに出力して家族で動画を楽しむ、Display Portで液晶ディスプレーに接続して自宅ではデスクトップPC感覚で使うなど、XPS 14zでは、シーンに合わせて映像の出力方法を選べることが大きな魅力だ。とりわけ、3画面を同時に使える機能は、多くの情報を同時に表示したいヘビーユーザーにオススメできる。
主な仕様 | |
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製品名 | デル「Dell XPS 14z」 |
CPU | Intel Core i5-2410M(2.40GHz)/Core i7-2640M(2.8GHz) |
チップセット | Intel HM67 Express |
メインメモリー(最大) | 4/8GB(8GB) 1333MHz DDR3-SDRAM |
ストレージ容量 | 256GB SSD/500GB HDD |
光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ(CD/DVDの読み書き対応) |
グラフィックス機能 | NVIDIA GeForce GT 525M(1GB)/Intel HD Graphics 3000(CPU内蔵) |
ディスプレー(解像度) | 14型HD ワイド光沢液晶(1366×768ドット) |
通信機能 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)、Bluetooth 3.0+HS、WiDi(Intel Wireless Display 2.0) |
インターフェース | USB 3.0端子、USB 2.0端子、HDMI 1.4端子、Mini DisplayPort端子ほか |
カードスロット | 7-in-1メディアカードリーダー(SD、xD-Pictureカード、マルチメディアカード、メモリースティック/PRO/Duo/Pro Duo対応) |
オフィスソフト | Microsoft Office Personal 2010/Office Home and Business 2010/Office Professional 2010/なし |
OS | Windows 7 Home Premium(64bit)/Windows 7 Professional SP1(64bit)/Windows 7 Ultimate SP1(64bit) |
本体サイズ/重量 | 幅335×奥行き234×高さ23mm/1.98kg(SSD搭載時1.87kg) |
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