今回一番の快適な使い心地
ロジクール「Tablet Keyboard For iPad(TK600)」
入力時間は49秒。さらに今回のロジクールの3台のキーボードの中では、最も快適に文字入力ができた。キーピッチ、キーの大きさがとてもよく、誤入力も少ない。入力速度では後述するトランスフォーム キーボードに負けたが、意外に思ったほどだ。もちろんタッチタイプも容易。この両モデルはキー数が少なく、キー1つの面積に余裕を感じる。
さらに重要なのがキーボードケースがスタンドになる点。とても簡単な作りだが、これでタイピング中の画面の見やすさが全然違う。ただしiPadには、Smart Coverなど多様なカバーが存在しているので、他のキーボードでもそれらを組み合わせて使う手もある。
またメーカーの公式スペックではiPad、iPad 2のみの対応だが、新世代iPadはもちろん、今回テストしたAndroidタブレットでも文字入力が可能だった。スタンドになるケースもタブレットのサイズを問わず、端末を支えることが可能だ。
電池寿命は単四電池4本で1年。ほぼ電池を気にせず使い続けられる。重量は327gとさすがに携帯性はイマイチだがそれでもノートパソコンよりは楽である。
Enterキーの小ささが気になる
ロジクール「Keyboard Case For iPad 2(TK700)」
入力時間は50秒。製品名は“iPad 2”となっているが、ほぼ同デザインの新世代iPadでも使えた。またケースとして使わないのなら、今回テストしたAndroidタブレットでも使えた。
ケースを裏返すとキーボードになっているという仕組みで、iPadを支える溝がある。この溝はiPad 2に合わせてつくられているが、新生代iPadや今回の2台のAndroidタブレットも支えることができた(GALAXY Tab 10.1 LTEでは縦置き)。
さて文字入力スピードは50秒と速かった。ただし縁に出っ張りがあり、これが邪魔に感じた。また全体的にキーも小さく、特に気になったのがEnterキーの小ささ。間違って下の大きなShiftキーをよく押してしまった。また誤入力時はDeleteキーで修正することが多いが、このキーも小さい。文字キーはキーピッチ17mmでキーが小さいとはいえガンガン入力できる。長文になればなるほどTablet Keyboard For iPadとは差がつきそうな印象だ。ただしiPadにパカッとかぶせるようにして携帯できるので、かさばりにくく収納性はTablet Keyboard For iPadよりも上だ。
カタピシ音をどう評価する?
ロジクール「トランスフォーム キーボード(TK900)」
入力時間は46秒。iPad 2用の製品だが新世代iPadも一応使える。“一応”としたのは、取り付けはよくても取り外しがかなりキツイ。iPad 2ならサクッと外せるが、新世代iPadを取り付ける場合は自己責任ということになりそうだ。
ただし文字入力は最速値が出たように大変快適。キーピッチが19mmと広いのは大きい。製品名の通りに変形し、キーボードとスタンドが現れる仕組み。収納時はキーボードは分割されているが、変形するとキーボードとして、なんの違和感もなく使える。
ただしその構造上タイプ音が今回のキーボードで一番気になった。製品の個体差があるのかもしれないが、カタピシといった金属的な音が鳴り、周りに人がいるところでは使いにくいのではと感じた。スタンドのおかげで視認性はよい。前述の2製品とは違って、他のタブレットを支えるのは少々難しい。取り付けなくても置くことはできるかと思ったが滑るようで支えられない。完全にiPad 2のための製品だろう。
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