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2年連続の女王戴冠なるか? 5年目のミクGTプロジェクト 第12回

ミクとイカの生放送レポートもあるよ!

おまたせ! ついにGT富士応援シートが発売決定!【続報】

2012年04月13日 18時00分更新

文● 末岡大祐、ぶちょー/電アスレース部

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片岡選手が語るチャリティー団体
「Wheels」設立のキッカケ

 昨年から東北復興支援活動を行なっている片岡選手だが、正式にボランティア団体「一般社団法人 Wheels」(ウィールズ)を立ち上げた。2010年に集中豪雨で御殿場の小山町が被害を受けたとき、まっさきに立ち上がったのも片岡選手だった(関連記事)。

 レーシングドライバーとして、なぜこのような団体を立ち上げたのかを片岡選手に直撃した。

──これまではドライバーそれぞれが支援活動を行なっていたと思うのですが、なぜ団体という形にしたのでしょうか?

片岡龍也選手(以下、片岡選手) 僕らが東北に炊き出しをしに行ったとき、こりゃ復興には時間がかかるなと感じたんです。個人での活動もいいんですけど、さすがに限界がありますし、みなさん本業をやりつつの活動だったので、そのうち消耗していってしまうのではないかと。それで、ひとりひとりと活動をやめてしまい、徐々に風化してしまうのだけは避けたかった。ロングスパンで活動できないかと考えた場合、団体にすれば、他のボランティア団体とも連携もとれるだろうし、協力者も募りやすいと思ったからです。自分たちが体力をつけないと、限られた人たちに限られたことしかできなんです。最初NPO法人にしようと思ったんですが、審査に時間がかかるとのことで一般社団法人という形をとりました。

──主に子供たちの支援に力を入れているそうですが。

片岡選手 もちろん大人の方々も苦しいんですけど、未来のある子供たちに少しでも笑顔になってほしかった。だから震災直後の5月にスポーツランドSUGOでスーパー耐久があったんですけど、そこで子供を招待しました。SUGOさんも被災していたんですけど、こんな時期だからこそやらなきゃという思いもあったのではないかと。そして8月には避難所を訪れてスイカ割りをやったりかき氷を作ったり、子供たちと触れあったんです。おかげさまで喜んでもらえて。その後、もうほとんどの人が仮設住宅に移動したんですが、今年の1月にその仮設住宅に呼ばれて。このボランティアに参加しているのはスーパー耐久の関西の方たちが多いんですが、関西風の料理を振る舞ったりもしました。

 ただ、僕たちの職業はレーシングドライバーなので、レーシングカーを通してクルマの魅力やイベントの楽しさを伝えていきたいです。今後、スーパー耐久とSUPER GTのSUGO戦では子供たちを招待して、レースを見てもらうということを企画しています。

──団体の方向性としては、GTドライバーも多く賛同している「SAVE JAPAN」とは違うのでしょうか?

片岡選手 そうですね。僕らはどちらかというと「集めたお金を使って何かを企画しよう」という団体です。SAVE JAPANは募金を集めて赤十字社に寄付するという活動なので。ちょっと方向性が違いますね。そのための「Wheels×Children基金」も設立しました。

──この団体の中心人物は片岡選手ですか?

片岡選手 もともとみんなで何かしようよ、というところから始まっているので、誰が中心ということはないのですが、最初の一歩を大きく動かしてくれたのはGTで言うと#66 アストンマーチンに乗っている吉本大樹選手です。そもそも#66のエントラントのA-SPEED・瀬口監督が東北の現地の方と知り合ったところから動き出したんですよ。あとは関東地区の理事として吉田広樹選手、東北の理事として成澤正人選手、理事として僕と星野一樹選手、スーパー耐久から佐藤晋也選手というメンバーです。

──今後の展開としてはどのようなことを考えていますでしょうか?

片岡選手 まだ漠然としたイメージなんですが……。モータースポーツの関連企業やスポンサー企業には多くの多種多様な会社が存在します。僕たちがそれらの企業と繋がりをもてて、震災孤児なってしまった子たちの今後の就職先まで支援できるようになればいいな、と考えています。最終的にはそこまでやれるようになりたいですね。ただ、東日本大震災は復興に間違いなく10年単位で時間がかかると思うので、団体として活動報告をホームページでしつつ、細く長く復興支援をしていきたいですね。

──ありがとうございました。末永い支援活動、応援しています!

■関連サイト

イカヂルに琢磨も登場!
侵略36.SUPER GT入門講座! 第二弾!?

 開幕の岡山戦では、雨の予選日こそ19番手に沈んだものの(といっても4号車Mirai Z4よりは3番手上のグリッド)、そこから粘りの走りで見事10位完走。初戦から1ポイントゲットした2012年のイカ娘フェラーリ。

イカ娘チームの生放送は、読者参加型の企画が多かったり、現地組とのコール&レスポンスが多かったりと、なんとも賑やかで楽しい雰囲気が特徴。これも広報・mocoちゃんの演出がなせるワザ(?)……ただし漢字にはフリガナを!(キリッ

 ほぼ毎週のようにニコニコ生放送(イカ生)を行なうファンサービスも健在で、この日(4月9日)も南青山のLMP CARSには20人以上の同胞(個スポ)が集まっての公開生放送となった。テーマは『SUPER GT入門講座!第二弾!?』。第一弾はドライバーの二人(イカ兄さんとイカティ)の曖昧なぐだぐだ回答ばかりで、やっぱりこの人、コフィーことトラックエンジイカの小藤さんに聞くしかない、と第二弾が開かれたのだった。

回る回るイカヂルが回る。イカ娘リボルテックコースやねんどろいどぷちイカ娘(ミニイカちゃん)コースの個人スポンサーも引き続き募集中!

 自チームも他チームも、容赦なく斬るコフジ節でテンポ良く回答していく。さすがコフィー! そんな生放送だが(見逃した同胞は、後日個スポ向けに限定公開される動画で確認しよう)、特に気になる存在だったのが広報・mocoちゃんの前でくるくる回るイカ娘リボルテック……じゃなくて缶ジュース(?)の『イカヂル』。なんと生放送に訪れた個スポの手作りだそうで、中身はイカスミ100%……ではないと思いたい(mocoちゃんによると某有名缶コーヒーだったそうだが)。

 この日は目玉がもう一つ。現在はニコ動で一般公開されているが、なんとmocoちゃんが元F1レーサーの佐藤琢磨選手に単独インタビューした動画が放送されたのだ。イカ娘フェラーリのボンネットに大きく描かれた“NAC”こと中日本自動車学校の非常勤講師に、琢磨選手(現役インディカーレーサー)が就任したことを受けて実現したもの。

 NACは日本でも数少ない“モータースポーツエンジニアリング学科”を有し、イカ娘チームにも毎戦2~4人の学生がインターンとして参加するなど、実践的な教育を行なっている。イカ兄さん(山岸選手)も、「(インディがあるから実現は難しいが)いつかイカちゃんのピットに遊びに来てほしい」と琢磨選手に呼びかけた。

コフィーがイカ娘ラッピングされたF430のラジコンで、荷重移動と曲がりやすさ、タイヤの摩耗などを丁寧に解説! 次戦はFIA準拠のBOP(バランス調整)になると言われるが、一部GT3車両(ポルシェとかアウディとか)の独走は止められるか? 富士に大注目だ!

 イカちゃんやミクさん、Miraiのねんどろミクちゃんが走る次戦は、5月3~4日の富士戦。東京から近いサーキットの一つなので、ぜひ現地に足を運んでほしいが、LMP CARSでは富士戦もパブリックビューイングを開催。再び南青山に『海の家れもん』が復活するぞ! サーキットに来られない方は、こちらで同胞と一緒にイカちゃんの勇姿にエールを送ろうじゃなイカ!?

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