4月10日、レノボ・ジャパンはワークステーション「ThinkStation」シリーズにて、Xeon E5搭載モデルなど3製品を発表した。
最上位製品である「ThinkStation D30」は、Xeon E5-2600番台を2基搭載する最大8コアの製品だ。最大メモリは256GB(16GB×16)で、高い負荷のかかるCAEや3DCAD、各種の解析作業や動体シミュレーションなど、高度な演算能力と描画性能を必要とするあらゆる業務に、ストレスの少ない快適な作業環境を提供するという。
また、グラフィックカードのデュアル搭載も可能で、NVIDIAのTeslaを利用したGPUコンピューティングに対応する。さらに、TeslaのGPU演算能力とQuadroの3Dグラフィックス能力を結合することで同一システム上でビジュアライゼーションとシミュレーションの実行を可能にするという「Maximusテクノロジー」も利用可能な構成になっている。
「ThinkStation C30」は、130×427×444mm(容積24L)のサイズに、Xeon E5-2600番台を2基搭載可能な「コンパクト・パフォーマンスモデル」。最大メモリは128GBで、HDDは最大3台内蔵できる。Teslaを使ったGPUコンピューティングや、Maximus テクノロジーへの対応も可能で、3Dによる設計を行なうBIMや3D CADやリッチな3Dデジタルコンテンツの作成、大量のデータ処理を行なう金融トレーディングなどの使用も可能だという。
ミッドレンジの「ThinkStation S30」は、Xeon E5-2600番台に加え、Xeon E5ファミリのワークステーション向けSKUで1ソケット専用の「1600番台」搭載モデルも用意。最大メモリは128GBで、NVIDIAのTeslaやQuadroにも対応する。
