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突然の雨に備えろ! スマホ用防水ケース9本連続ノック

2012年04月10日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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防水グッズの防水性能はどのくらい?

 これから、防水グッズ9製品の性能を確認していく。それぞれにIPXが記載されているため、それに合わせたチェックを行なった。水没については1mくらいのところに着底させるべきだが、一般的な用途で考えると一瞬の水没が多いため、完全に水没した状態をしばらく維持というのを採用した。

 水滴による誤タッチは発生しやすいのか、アウトカメラは使用できるのか、といった部分もチェックしている。水中での操作については、ほとんどが非対応で、対応していてもタッチ操作の誤動作が連発したので、その点については期待しないほうがいいだろう。また、通話や音楽試聴は低音量では聞こえないが、ある程度ボリュームが大きければ問題ナシというのは、今回チェックした製品すべてにいえることだ。

 本当の予定では竿に端末をセットして、1mくらいの水没を予定していたのだが、写真から見てもわかる通り、榛名湖が凍結していたので諦めた形だ。

榛名湖の様子。見事に凍っております

水没深度は10cmほどが限界だった

本当は鴨川でやるはずだったんだけどな!

 なお、下記のチェックでは、パッケージを開封即テストという流れになっているが、本来は使用前に製品に問題がないか、端末を入れない状態での確認を忘れないでほしい。初期不良があった場合、漏れなく愛用端末は水によるダメージを受けてしまうからだ。

サンワサプライ PDA-IPAD213

 まずはiPad全シリーズに対応する防水ケース「PDA-IPAD213」だ。サンワサプライのオンラインショップ、サンワダイレクト限定販売製品で(こちら)、価格は4980円。特徴としてはIP57で、プラスチックボディにより外部からのダメージにも多少は安心な作り。幅39cm×高さ27cm×厚さ4cm、重量998gと巨大になってしまうが、背面には角度調整可能なスタンド、水面に浮く性質もあるため、お風呂やプールでの運用が期待できる。タッチ部分はシリコン製で多少の水滴では誤タッチが起きにくいが、水中では一切反応しない。

まず、本体上下部にある小さいロックを外す

上下の可動部が動くようになるので、180度回転させてロックを外す。側面のロックも外すと、iPadがセット可能になる

開くとこのようになる

開くまでの手順を戻る感じでセットする。ちなみに背面はクリアパーツ

補助ナシで浮くため、お風呂やプールで便利そう

スタンドがあるため、お風呂でのウェブブラウジングや動画鑑賞にもOK

セットした状態での写真。やや解像感がなくなり、フレアが生じやすくなるが、リサイズすれば気にならないレベル

使用例

 輝度最大でも画面が見えなくて残念だが、水没させてから引き上げても平常通り動作した。また水没時に空気漏れが確認されて、ヒヤッとしたが、開閉時に180度回転させるユニット部への浸水だったようで、本体に水滴は付着していなかった。


オウルテック WM-466WH

 国内ではオウルテックから販売されているiPhone 4/4S用防水ケース(こちら)。オウルテックダイレクトでの価格は2480円。首からぶら下げることもできるため、サーファーの間でよく愛用されていると聞くし、土木工事現場で装備している人を見かけたこともある。性能はIPX7でボディーが頑丈なのが特長だ。タッチ面はシリコン素材で、誤タッチが生じにくく、濡れた状態でも操作が可能だった。逆に、水中では一切反応しなくなるため、完全水没状態での撮影はムリ。ベゼルが盛り上がっているため、好みがわかれるところだろうか。

性能はIPX7。iPad用を小さくした感じのデザインだ

アウトドア派必須のネックストラップも付属している

上部側面のロックを外し、ストラップホールを持ってクルっと180度回すとロック解除

背面はクリアパーツ。痛化してても安心だ

首からぶら下げても邪魔にならない。全体が丸みを帯びているため、ちょっと接触しても痛くなくてステキ

ちゃぽん。ケース上部に空気が入るからか、それが浮き輪代わりになって、水没するまでには時間がかかった

ちょっとボヤーっとするが、不満爆発というほどでもない仕上がり

使用例

 水没させたのち、水底を引きずってみた。若干の空気漏れが確認されたが、iPad用と同じく回転部分の空気と思われる。


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