超人気で品薄!? ニコン「D800」とキヤノン「EOS 5D Mark III」
2012年04月10日 12時00分更新
外観からして大きく進化した
「EOS 5D Mark III」
キヤノンのEOS 5D Mark IIIが「EOS 5D Mark II」から進化するのに伴い、一番変わったのがボディーだ。従来機は初代5Dと外観はあまり変わらず、撮像素子を中心にした内部的な変更がメインだった。
また初代→Mark IIでは、材質やボディーの造りはよくてもAF関連の機能やインターフェイスなどは大きく変わらず、少し残念な感じであった。しかし、EOS 5D Mark IIIは2009年発売の「EOS 7D」に近い構成になっており、大きな進化を感じる。
従来機ではCFカードのみだったメディアスロットが、EOS 5D Mark IIIではCFカードとSD/SDHC/SDXCカードのダブルスロットになった。
記録については「記録・再生」で選択したカードのみを使用する「標準」に加えて、一方が一杯になったらもう片方へ切り替わる「カード自動切り替え」や、個別に記録画質を設定できる「振り分け」、同じデータを両方に記録する「同一書き込み」から選択できる。振り分けではJPEGのサイズ違いやRAW&JPEGという組み合わせも選択できる。
インターフェイスも7Dに近く、従来モデルから乗り替えるとかなり違和感を感じるが、撮影直後の画像確認で拡大表示ができるようになったのは便利。表示画像を拡大させるには、左側に縦に並ぶ拡大ボタンを押し、シャッターボタン脇のメイン電子ダイヤルで拡大率を調整する。
従来モデルでは右上に拡大と縮小のボタンが2つ用意されており、右手だけで操作ができたが、EOS 5D Mark IIIは拡大ボタンを左手で、ダイヤルを右手で操作しなければならないため両手での操作が必要だ。
ちなみに、サブ電子ダイヤルの真ん中の「SET」ボタンに拡大ボタンを割り当てることで右手だけで操作することが可能。拡大/縮小操作で両手を使いたくない人は設定してみるといいだろう。
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