量販店ならではの特徴を生かす
アップルには、直営店であるアップルストアがある。だが、量販店で展開するAppleショップには、アップルストアにはない特徴がある。
そのひとつ目が、量販店ならではの気軽さだ。
アップルストアは、アップルの専門店であること、またスタイリッシュな店構えであるという点で、初心者にとっては「ちょっと入りにくい」と感じる場面もあるようだ(もちろん、アップルストアは、初心者が来店した場合にも万全の接客対応をしてくれる)。
しかし、Appleショップの場合には量販店内に店舗があるということから、家電製品を購入したり、下見に訪れたりしたついでにフラっと立ち寄ることができる。その気軽さはアップルストアにはない点だろう。
Macを初めて購入するというユーザーが増加する中で、気軽にMacに触れるAppleショップの役割はますます重視されよう。
Windowsと比較検討しやすい
2つ目は、Windows搭載製品の売り場と隣接していることで、比較検討がしやすい点だ。これもアップストアにはない特徴だ。
Windows PCからの乗り換えユーザーが増加したことで、ビックカメラ 有楽町店でも、Appleショップと隣接するWindows PC売り場とを行き来して、検討する姿もよく見られるという。
アクセサリー、周辺機器を豊富に展示
そして、3つ目がアクセサリーおよび周辺機器の豊富さだ。アップルストアにも数多くのアクセサリーが展示されているが、Appleショップの場合、量販店ならではの仕入れ先の間口の広さを活用して、圧倒的ともいえる品揃えを実現している。ビックカメラ 有楽町店の場合も、Appleショップの開店以降徐々にアクセサリコーナーを拡充し、品揃えの強化を図っている。
Boot Campを利用してWindowsを動作させたいユーザーに向けて、Mac用ソフトコーナーにWindows 7のパッケージを展示しているのも、Appleショップらしい提案だ。
そのほかにも、プロバイダーとのインターネットの新規接続契約を活用した購入費用の値引きサービスも量販店ならではのもの。さらにビックカメラ 有楽町店では、中古PCの買い取りコーナーを設置。ひとつの店舗内で新たなMacに買い換えしやすい環境を用意している点も見逃せない。
修理受付窓口も設置しており、万が一故障をした場合、ここに持ち込めばいいという安心感もプラス要素に働いているといえよう。