ダイナミックレンジ調整機能
Dレンジオプティマイザー
HDR
1回のシャッターでハイライトとシャドーを補正する「Dレンジオプティマイザー」と、複数回の連写で合成を行なう「HDR」(ハイダイナミックレンジ)は排他での選択になる。動きのある被写体ではHDRはブレてしまう可能性があるが、高速な連写性能のおかげで手持ちでもなんとかなるシーンも多い。
また、周辺光量や倍率色収差、歪曲収差の補正機能も追加された。最近発売されたレンズであれば対応する。
幅広いユーザー層におススメできる一眼レフ
各ボタンのカスタマイズ性や操作感はミドルクラス級であり、ローエンドモデルとしてはカメラの基本性能が高く、AFの追従性や応答速度、シャッターレスポンスもα55よりも反応がいい。このあたりはα65の性能を引き継いでいる。
α55で採用されていたGPSの機能がなくなってしまったのと、サイズが大きくなってしまった点は残念だが、上位モデルの機能と操作性を味わえるのは秀逸。また、全画素超解像技術によるズームやオートポートレイトフレーミングはファミリーユースには最適な機能であり、使うユーザーを選ばないカメラだと感じた。
……とはいえ、「画質を極めたい」という人もいると思うので、次回はハイアマチュア向けモデルであるニコン D800とキヤノン EOS 5D Mark IIIについて、機能面を中心にまとめて紹介する。
この連載の記事
-
第3回
デジカメ
ニコン「D800」&キヤノン「EOS 5D Mark III」の画質総チェック! -
第2回
デジカメ
超人気で品薄!? ニコン「D800」とキヤノン「EOS 5D Mark III」 -
デジカメ
春のきらめく一瞬を最新デジタル一眼レフで切り取れ! - この連載の一覧へ