「Express5800/R120d-2M」と「Express5800/R120d-1M」
NEC、動作環境温度を40℃に上げたラックサーバー2機種
2012年04月05日 06時00分更新
4月4日、NECは動作環境温度を従来より5度高い40度とした、Xeon E5-2600搭載ラックマウントサーバー「Express5800/R120d-2M」と「Express5800/R120d-1M」を発表した。
熱の影響を受けやすい電源ユニットの吸気効率を高めるため、CPUにより加熱された冷却空気の風量および風向を詳細に解析したレイアウト設計により冷却性能を向上させる技術を開発。ファンの省電力化や低騒音化に加え、一般的な動作環境温度(35℃)を5℃上回る40℃での動作保証を実現した。これにより、データセンターの空調設備などファシリティ全体を含めた省電力化に貢献するという。
さらに、きめ細かなファン制御など独自の電力制御機能や「80 PLUS Platinum」認定を取得した高効率電源ユニットの採用などにより、サーバー単体の省エネ性能を向上している。また、消費電力値の上限値を設定できる「パワーキャッピング機能」を標準サポートし、有効/無効スケジュールの設定を容易に行なえる運用管理ソフトを用意する。これにより、業務を優先する時間帯/電力抑制を優先する時間帯を分けることができ、効率的に電力を利用可能だという。
価格は、1U型のExpress5800/R120d-1Mが51万9000円から、2U型のExpress5800/R120d-2Mが53万7000円から。
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