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こんなときだからこそ試したい便利アプリ

爆弾低気圧の強風の中で風速アプリを試した

2012年04月04日 15時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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もうひとつの風速計でもチェックだ!!

Wind MeterApp
価格¥85円 作者Going Apps
バージョン4.0 ファイル容量504 KB
カテゴリー天気 ユーザーの評価(評価なし)
対応デバイス全機種 対応OSiOS 4.0以降

 「Wind Meter」も同じく、iPhoneで動く風速計アプリだ。開発は止まってしまっているようだが、こちらも精度が高い。Wind Speedと同じく、mph、km/h、m/s、Kn、fps、Bの単位に切替可能で、キャリブレーションで周辺のノイズに合わせて調整できる点も同じだ。

「Wind Meter」も画面が上下逆さになるため、いつもと違う持ち方になる。やはり45度くらいに傾けて使用する

キャリブレーションはリストロールから選ぶ方式

「Convert」から表示する単位を変更できる

 Wind Meterもリアルタイムで計測してくれるが、メーターは慎重に動くため、Wind Speedよりも長く保持する必要がある。何かで固定できる時に使うアプリといったところだろうか。風速3m程度ならば、その場で手持ちで済ませてもいいが、強風の中の場合はそうもいかない。

しばらく保持しないと結果がでないといっても、やはり強風下での測定は大変だ

側道はちょっと危険そうなので、軒先にてチェックを開始。このとき雨足が強くなり、10秒ほどでびしょ濡れになってしまった。もちろんiPhoneは生身のまま(このあと謎のシャットダウンになり、しばらく起動しなかった)

その時の雨はこんな感じ。撮影担当に声をかけても聞こえないほど、土砂降りだった

風速7mを確認してからスクリーンショットを撮ったところ、風速4mになっていた。このあと、しばらく3~4m間を移動していた

いずれも有料だが、
ちょっとした計測と好奇心に使える

 Wind Speed、Wind Meterともに、本物の風速計ではないが精度は高めで、およその値を知るには十分使える。キャリブレーションすればより精度が高まるので、興味がある人は本物の風速計も入手してみよう。高性能な製品になるとやはり高いが、携行性を重視した製品には、3000円台のものもある。

 今回のような強風の中でのチェックは正直危険だし、今回のテストでも危険性を考慮して、かなり自重しながらの作業となった。平和な春一番が吹いているときにでもチェックしてはいかがだろうか。

筆者紹介――林 佑樹

 フリーランスの編集・ライター、またはフォトグラファー。
 春一番といえば、メクレル。


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