iPhoneアプリはほぼ単一環境での開発のためリリースしやすく、カメラアプリやゲーム以外にも、iPhoneのハードウェア機能を利用したアプリが多くリリースされている。例えばGPSを利用した地図アプリがそうだし、加速度センサーを利用した速度計も、そうしたアプリのひとつだ。
4月3日19時時点では、部屋の外は暴風雨に見舞われている。気象庁が前日のうちから「無理な外出を避けるよう」促すなど、春の嵐にしては強力すぎる低気圧が要因で、風速25m以上が吹き荒れると予報されたため、帰宅困難にならないようにと、午後の段階で営業を停止する企業も多く見られた。NHKのニュースによれば、4日12時時点の全国で死者4人、負傷者442人を数えるほどの人的被害も出ている。
今回のテーマは「風速」。実際の数値を見るためには風速計が必要だが、「風速のためだけに買うのもなぁ……」と思う人が多いのではないだろうか。そんなときはiPhoneの出番。マイクを利用して風速を計測できるアプリが存在する。 ただし、強風下での屋外活動は危険をともなうので、あくまで参考として見てほしい。
風速計アプリは
風に対して45度でiPhoneをセット
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Wind Speed(100mph以下の風速を測定)![]() |
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価格 | ¥85円 | 作者 | SIS software |
バージョン | 2.0 | ファイル容量 | 210 KB |
カテゴリー | 天気 | ユーザーの評価 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
対応デバイス | 全機種 | 対応OS | iOS 4.0以降 |
まずは今回試したアプリの1本目。「Wind Speed(100mph以下の風速を測定)」(以下Wind Speed)は、iPhoneのマイクを利用して風速を計測できるというアプリだ。風に対して45度の角度でiPhoneを立てておくと、自動的に風速が表示される。画面の風車は風速に応じて回転数を増す仕様で、計測結果は中央に大きく表示。平均と最大も記録してくれるため、一定時間のチェックにも対応している。
風速の単位については、mph(Mile Per Hour)、km/h、m/s、Kn(キロノット)、fps(Feet Per Second)、B(Beaufort Scale)に切替可能。日本国内であればm/sを使用すると、気象庁のデータやニュース報道で使われる単位と同じになるため、わかりやすいだろう。また、環境に応じて周辺ノイズをカットする機能も備えているため、「けっこう正確な値が出る」という報告もある。
計測開始は17時30分前後。本物の風速計でもあればよかったのだが、それはないので気象庁発表のデータを見たところ、「最大風速15m/秒」と出ていた。、家の前にて計測を開始。傘は速攻でダメになりそうだったため、諦めて傘ナシでテストした。なお、iPhoneには防水ケースをセットしてみたが、若干数値が落ちるような印象を受けたので、剥き出しで計測している。
