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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第109回

外出先でのスマホの電池切れをモバイルバッテリーで防ぐ技

2012年04月03日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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ポケットに常備してちょっとした充電に活用する

 まずは、以前紹介したこともあるパナソニック製のモバイルバッテリー2機種。無接点充電のQiに対応した製品で、充電パッドの上に置くだけで充電できるのが特徴。2700mAhの「QE-PL101-W」と5400mAhの「QE-PL201-W」だ。どちらもアダプターから充電することができるので、Qiの充電パッドがなくても大丈夫。筆者のQi充電台は壊れてしまったが、ACアダプターが見当たらずに困っている。ACアダプターはきちんと取っておくことをお勧めする。

 iPhone 4のバッテリー容量は1420mAhなので、「QE-PL101-W」なら1回満タンにしてもまだ余裕がある。とはいえ、給電の際にロスが発生するので、計算通り1.9台分とはいかない。実際は1.5回分と考えておいた方がいいだろう。出力は1Aとなっており、iPadの充電も可能だった。

 「QE-PL201-W」の容量は5400mAhと大容量。iPhone 4なら3回以上満充電にできる。USB端子を2つ備えているので、2台のデバイスを同時に充電することも可能。出力が1.5AなのでiPadをしっかり充電できるのもいい。ただし、iPad 2のバッテリー容量は6944mAh、iPad 3は11666mAhと大きいので、満充電にすることはできない。

「QE-PL101-W」のサイズは幅41.5mm×奥行き70mm×高さ23.2mm、重量は80g。実売価格は2800円前後

「QE-PL201-W」のサイズは幅63mm×奥行き70mm×高さ24mm、重量は150g。実売価格は3800円前後

充電にはUSB-Dockコネクターケーブルが必要。付属製品でもいいし、100円ショップで買えるリール式ケーブルでもいい

 「QE-PL101-W」や「QE-PL201-W」はコンパクトなので、常にバッグの中に入れておけるのがいい。いつでもバックアップがあるというのは精神衛生上にもよろしい。ポケットにも入るサイズなので、女性用の小さなバッグはもちろん、バッグを持たない男性でもOK。スマホなら1日分の不足はまかなえるだろう。iPadだと容量不足が否めないが、その場しのぎにはなる。

 しょっちゅうバッテリー不足が気になるという人は、コンパクトタイプを持ち歩くといいだろう。Qiに対応している製品なら、充電台におくだけでいいのも手軽。玄関にセットしておき、帰宅したら置き、出かける際に持ち出す癖を付ければ完璧だ。

コンパクトな「QE-PL101-W」はジャケットのポケットに入れておいても気にならないレベル

胸ポケットに逆に入れたところ。少し充電ケーブルが見えているが問題なし。膨らみも2cmほど大きくなるだけ

女性用のバッグでも「QE-PL201-W」なら余裕で収まる

iPhoneとAndroidスマートフォンを同時に充電できる

出力が足りないかとも思ったが、iPad 2とiPad 3の充電も可能だった。ただし、どちらも1~2割しか充電できなかった

ACアダプターの重量は80g程度。「QE-PL201-W」と合わせても230g程度で済む

Qiに対応しているので、充電台に置くだけで充電できる

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