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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第17回

切れ味鋭い大人の男のためのスマホ

カミソリのようなアメリカンスマホ「Motorola RAZR」をチェック

2012年04月03日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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RAZR独自のアプリも豊富に用意されている

 差別化の一基準になり始めている独自アプリをチェックしてみよう。独自アプリとしては、「MOTOPRINT」「Webtopコネクタ」「スマートアクション」「ソーシャルネットワーキング」「ギャラリー」「音楽」「ファイル」などが該当する。注目は「スマートアクション」と、「ソーシャルネットワーキング」だろうか。スマホとディスプレーを接続し、PCライクに使える「Webtopコネクタ」は「MOTOROLA PHOTON ISW11M」にも搭載されていたので、愛用していた人も多いだろう。ネットブックに近い感覚で扱えるし、マウスも使用できるため、ちょっと細かい作業もできてしまう。

 まず「ソーシャルネットワーキング」。「MOTOBLUR」というMotorolaのプラットフォームに対応しており、複数のSNSアカウントを一括管理できる。ウィジェット上からTwitterやFacebookへ投稿できたり、他の人の投稿をまとめて確認できたりする。ギャラリーともリンクしており、SNSに投稿された写真をまとめてチェックなんてこともできる。

 「スマートアクション」は、設定を自動的に変更できるもので、たとえば省電力設定や時間帯でマナーモードといったことを、状況をトリガーにして設定できる。トリガーと設定は自由度が高く、よく起こすアクションをトリガーに設定しておくといい。筆者の場合だと、バッテリー残量に応じて輝度を変更や、充電中になったら輝度最大といった使い方をしている。音楽プレイヤーとして活用している人ならば、イヤフォン装着をトリガーにして各種設定を変更するといった使い方も便利だろう。

「スマートアクション」の設定画面。写真では場所をトリガーとして、アクションの実行を設定しているところ

ホーム画面。とくにRAZRならではといった特徴はないがシンプルでいい

キーボードはスタンダードなものだが、ディスプレーサイズが大きいので、そのままでも打ちやすい

「ソーシャルネットワーキング」のウィジェット。タイムラインの確認やツイートなどが行なえる

「ギャラリー」。オンラインストレージとの連動や、データの同期やアプリの更新をサポートする「MotoCast」との連携もある

【まとめ】両手持ち主義やヘビーにガシガシ使いたい人に

 デュアルコアにメモリ1GB、十分な内蔵ストレージ、良好な反応でサクサクと使いたいという人にオススメ。自分の手の大きさとスタイルで好みがわかれるところだが、両手持ちならばターゲットにしていい機種にリストアップしていいだろう。またカメラの性能もよく、本体が頑丈なので自宅以外でもあちこちで使うユーザーにもピッタリだ。もちろん、モトローラファンならば即買いを推奨。デザインからスペックまで、意欲的なモデルだからだ。

「MOTOROLA RAZR IS12M」の主要スペック
メーカー モトローラ・モビリティ
ディスプレー 4.3型有機EL
(SuperAMOLED Advanced)
画面解像度 540×960ドット
サイズ 約69×131×7.1mm(最厚部約10.7mm)
重量 約127g
CPU OMAP4430 1.2GHz
(デュアルコア)
OS Android 2.3
国際ローミング CDMA/GSM/UMTS
カメラ画素数 リア:約800万画素CMOS/イン:約130万画素
バッテリー容量 1780mAh
WIN HIGH SPEED ×
FeliCa ×
ワンセグ ×
赤外線 ×
防水 ×
メール(@ezweb.ne.jp)
Cメール
連続待受時間 約220時間
連続通話時間 約580分
カラバリ シャドーブラック、グレイシアホワイト

筆者紹介――林 佑樹

フリーランスの編集・ライター、ときどきフォトグラファー。IT関係から家電までをエンジョイする、よくわかんない系に属す。


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