3月27日、日本レジストリサービス(JPRS)はJPドメイン名の登録管理業務に関する年次報告書「JPドメイン名レジストリレポート2011」を公開した。
これは、JPドメイン名のレジストリ(登録管理組織)であるJPRSが、ドメイン名の登録管理業務の情報を広く一般に公開することがインターネットの一層の健全な発展に資することになるとの考えに基づき、2004年より毎年公開しているもの。これによれば、2011年はJPドメイン名の登録管理サービスを支える「信頼性」「安定性」「利便性」「経済性」の四つの柱のバランスを適切に保ちながら、それぞれをより高度なものにすることに努めたという。
具体的に行なった内容としては、
- JPドメイン名サービスにDNSSECを導入(1月)
- JPRSの技術者によるDNS解説書籍「実践DNS」が出版(5月)
- 全国の中学・高校・高専に「インターネットの仕組み」について学べるマンガ小冊子を無償配布(5月)
- 商工会議所が主催する企業向けセミナーでドメイン名の活用促進についての講演を実施(5月)
- 全国47都道府県の名称によるドメイン名空間「都道府県型JPドメイン名」の新設を決定(9月)
などとなる。
なお、JPドメイン名の登録数は、2011年12月1日に125万件を達成し、その後も堅調に増加しているという。