暗い場所で感度を低くしてキレイな写真を撮る
ショットバーのように暗い場所では、ISO感度を上げても、シャッタースピードを遅くする必要がある。3分の1秒程度ならともかく、1秒ならほぼ手ブレしてしまう。そんな時はカメラを固定すればいい。そこで便利なのがミニ三脚だ。重量は100~200g程度で、コンパクトに収納できる製品が多数発売されている。価格も1000~2000円で購入できるので、バッグの中に入れておくといいだろう。
装着は簡単。カメラの底辺に三脚を装着する穴があるので、ねじ込めばいい。これは、コンデジでも一眼レフでも同じ。前出の「GIZMON iCA for iPhone4/4S」にも付いている。
1点、注意してほしいのはデジカメを下向きに装着する時。デジカメの重さによっては、三脚ごと倒れてしまうのだ。当然、被写体の方にカメラが向いているのだから、料理やお酒の中にカメラが突っ込むことになる。筆者も、最新のコンデジをすき焼きの中に突っ込み、一瞬で修理行きにしてしまった。不安なら、三脚の手前の足を左手で押さえ続けてもいいくらいだ。
ショットバーのようなもっと暗いところだと、スマホのカメラではほぼ撮影できない。とはいえ、そんなところでフラッシュをたくのは御法度だ。そこで、やっぱりミニ三脚の出番。シャッターを数秒間開けられるので、雰囲気たっぷりの写真が撮れるのだ。
ジオタグから身元ばれや自宅ばれしないようにする
SNSに写真をアップロードする際は、ジオタグが付いているかどうか確認しよう。スマホやデジカメのGPS機能で測定したデータを写真に埋め込んでおくと、撮影場所が後でわかるというメリットがある。しかし、不特定多数が閲覧できるSNSの場合、プライバシーが漏洩することになりかねないので注意が必要だ。例えば、今日は自宅で料理を作りましたといって、ジオタグ付きの写真を投稿すれば、誤差10数メートルで自宅が特定されてしまう。
飲食店やアミューズメント施設なら問題ないが、いちいち設定を切り替えているとミスも起きやすい。できれば、ジオタグは付けない設定にしておこう。
「第51回:ITマニアが恋人や家族をプレゼントで喜ばせる技」や「第93回:写真やロゴから切手やチョコなどのオリジナルグッズを製作する技」で紹介したように、写真をプリントしてオリジナルグッズを作ってくれるサービスが増えている。また、フルハイビジョンの解像度を超えるディスプレーを持つ新iPadも登場している。写真はそのときしか撮れないものなので、さして重要ではないと思っても、できるだけベストの状態で残しておこう。
撮影協力:原価BAR、Aqua Lounge グランシップ
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。
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