T教授の「戦略的衝動買い」 第183回

手元に置けるパーソナル・クラウド「PogoPlug Mobile」を衝動買い

アクティベーションは数分で完了

　筆者は、手持ちのUSBメモリーやSDカード、USB接続のハードディスクなどの中から、最終的に、クラウド・ストレージとして、16GBのSDカードと、秋葉原で買った30GBのノーブランドUSB接続ハードディスクを選択した。設定は極めて簡単で、PogoPlug専用のWebサイトにアクセスして、その指示に従って自宅のPogoPlug Mobileをアクティベーションするだけだ。アクティベーションが無事終了すると、前面のLEDがグリーンに点灯する。

専用のWebサイトに接続して、ガイドに従いアクティベーション作業を行なえば設定は1～2分で終了する

現在は購入特典で、20GBのパブリックストレージがおまけでつくが筆者はいつの間にか5GBに減らされていた……。原稿のために何度か導入作業を繰り返したからか？

無事アクティベーションが終了すると、LEDライトはグリーンの点灯に変化する

　起動後、同じネットワーク下にあるパソコンからPogoPlug Mobileを覗いてみると、16GBのSDカードや、30GBのUSB HDDが確認できる。また、購入プレゼントとして無償提供されるパブリック・クラウド（PogoPlug Cloud)の5GBのストレージも確認できる。この3つのクラウド・ストレージは、マイコンピュータからも同様に確認できる。

上段の20GBのパブリッククラウドが何故か5GBになってしまったのは理由不明。16GBのSDカードと30GBのUSBハードディスクで合計46GBのPogoPlug Mobile

　PogoPlug Mobileに接続されたパーソナル・クラウド・ストレージにはパソコンから各種データを自由にアップロードすることができる。また、PogoPlug Mobile内の各種データは、外部からのLINKアドレスを生成し、関係者にメールなどで知らせることができ、コンテンツの共有が可能だ。もちろん、LINKアドレスを利用して、TwitterやFacebookで写真などのコンテンツを共有することもできる。

WebからもPogoPlug Mobileの各ストレージに収録されているファイルを操作できる

任意のファイルのLINKアドレスをメール添付したり、SNSで共有できるのは便利だ

　そして、モバイル環境のAndroidケータイやiPhone、iPadからもPogoPlug Mobileに自由にアクセスして、アップロード、ダウンロードが可能だ。また、30日間トライアル無料の「PogoPlug PC」アプリを自宅のパソコンに導入すれば、モバイル環境から、自宅のパソコンのあらかじめ設定した任意のホルダー内のコンテンツにも簡単、自由にアクセスできる。

iPhone、iPad、Androidケータイなどに導入するPogoPlugのモバイルアプリ

クライアント側は簡単なUIで、タッチでの操作も優しく操作ミスが少ない

有料（30日間無料）のPogoPlug PCで自宅のパソコンの任意のフォルダーをLINKすれば、モバイル環境からアクセスすることができる（最下段のYUZURUASUSは筆者のASUS社のデスクトップPC）

自宅PCのMy DocumentsをLINKしているので、リモートでAndroidケータイからアクセス可能となる。転送する容量が大きいと3G回線では少しストレスを感じる

　パブリック・クラウドが普及した現在、クラウドとはいえ、自分の目で見渡せる範囲にコンテンツ・ストレージは置いておきたい場合も多い。緊急時は、電源をブチ切るだけで、誰もが絶対にアクセスすることができない環境にできるパーソナル・クラウド「PogoPlug Mobile」は、心配症のユーザーにとっても、圧倒的価値ある商品に違いない。

PogoPlug Mobileは、自分のデスクの上に設置できるパーソナル・クラウドの画期的ハードウエアだ

今回の衝動買い

アイテム：ソフトバンクBB「PogoPlug Mobile」
価格：ヨドバシカメラ　マルティメディア上野にて7980円で購入

T教授

　日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
　T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。