ソフトバンクのスマホユーザーならお得に使える
料金プランは基本プランの「4Gデータし放題フラット」(2年契約。中途解約は9975円が必要)が月額5985円だが、4月30日までに申し込むと継続して月4980円になるキャンペーンが実施されている(どちらも別途4Gデータ通信基本料として月額525円が必要)。
さらにソフトバンクのスマートフォン契約とフラット型のパケット定額制サービスを利用しているユーザーは「スマホセット割」と題して月額3880円(4Gデータ通信基本料は無料)で提供される。
場所によっては30Mbps超!
モバイルとは思えないほど高速
それではSoftBank 4GとULTRA WiFi 4G SoftBank 101SIの組み合わせによるデータ通信速度をチェックしてみよう。
最初にテストを行なったのは東京都23区西部にある筆者マンションとその周辺部。ここではULTRA SPEEDの3Gによる接続となり、通信速度は下りが10~13Mbpsほど。
次に最寄りのJRの駅に行くと、液晶にSoftBank 4G対応エリアを示す「4G」のアイコンが表示されたので、駅周辺をメインに速度計測を行なってみた。
まずは電波状況が良好なビル8F屋上と駅付近の公園で試してみると、下り通信速度は20Mbpsを楽々オーバー。計測サイトによっては30Mbpsを超える数値をマークするなど、モバイルデータ通信とは思えないレベルの数値を叩き出した。
サービス開始直後で一般ユーザーが少ないこともあるだろうが、まさに次世代通信を体感できる数値である。ただ、場所を移動して屋内や路地裏に回ると接続マークが4Gから3Gに切り替わることから、4G接続が行なえる場所は対応エリア内でもかなり限定されるという印象である。
電波状況が悪いビルの谷間ではさすがに3G接続となったが、接続は安定しており通信速度も悪くなく、悪条件下にも比較的強いようだ。
まさに次世代のスピード
今後の対応エリア拡大に期待
SoftBank 4Gは次世代通信にふさわしい速度で、体感的には自宅や会社から無線LAN経由でインターネットに接続しているのとまったく変わりがない。それゆえ(?)にデータ通信量に関する制限も多い。まず、2012年10月以降は4G、3Gを合わせたデータ通信量が1ヵ月で5GBを超えた場合、2GBごとに2625円を支払うか、請求月の末日までの上限通信速度が128kbpsに制限されるか、どちらかを選択しなければならない。また、3日間のデータ通信量が約1GBを超えたり、大量のデータをやり取りしたり、長時間通信を行なうと通信制御がかかる場合がある。
そして、ここまでの高速通信ができるとなると、今度は受信側の無線LAN規格やマシンパワーがボトルネックになってくる。うれしい悲鳴ではあるのだが、人によってはマシンの買い替えや無線LAN環境の見直しなども検討しなければならない。
現段階ではまだインフラ整備が整っていない面もあるが、このスピードが維持されるのなら将来が非常に楽しみなサービスと言えるだろう。
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