続々登場！最新Xeon E5搭載サーバー 第2回

WS専用の「Xeon E5-2687W」搭載モデルも

続々登場！サーバー／ワークステーションもXeon E5へ

ワークステーションも用意のJCS

　日本コンピューティングシステム（JCS）は、「JCS Vintage」シリーズにて、インテル純正のシャーシとマザーボードを使ったラックマウントサーバー4モデルとタワー型サーバー1モデル、そしてワークステーション1モデルを発売する。

　ラックマウントサーバー4モデルは、8～2コアのXeon E5に対応。24のメモリスロットを搭載しており、CPUスペック上の最大容量である768GBのメモリを搭載できる。また、1Uモデルは2スロット、2Uモデルは6スロットのPCI-Express 3.0 x16を搭載するが、加えて各モデルとも専用の拡張モジュールにより10GbEやGbE×4、インフィニバンド、SASなどのインターフェイスを追加可能だ。

8～2コアのXeon E5に対応するJCSのラックマウントサーバー4機種

　ワークステーションの「GLWG5」は、他のサーバー製品が搭載するXeon E5ファミリの各モデルに加え、唯一ワークステーション専用に提供される「Xeon E5-2687W」に対応する。Xeon E5-2687Wは、Xeon E5ファミリの8コア／16スレッドモデルの中では動作周波数が3.1GHzと一番高いCPUだ（4コア／8スレッドなら3.3GHzの「Xeon E5-2643」がある）。

Xeon E5-2687W対応のワークステーション「JCS Vintage GLWG5」

　GLWG5は、このXeon E5ファミリ最速CPUへの対応に加え、最大メモリは512GB（32GB×16）、さらにハイエンドワークステーション向けグラフィックスボード「NVIDIA Quadro」を標準で搭載する。ワークステーションシャーシの採用により拡張性も優れており、合計8本のPCI-Expressスロットを搭載。そのうち4スロットはPCI-Express 3.0 x16に対応しており、複数のハイエンドグラフィックスボードを接続できるという。

■関連サイト

• 日本コンピューティングシステム（JCS）
• 「JCS Vintage GLWG5」

「ドスパラ」もXeon E5ファミリ搭載サーバーとワークステーション

　PCショップの「ドスパラ」を展開するサードウェーブも、法人事業部からXeon E5ファミリ搭載のサーバーとワークステーションを発売する。

• 1Uラックマウント型「ExPrime Server R-300-GZ1」
• 2Uラックマウント型「ExPrime Server R-300-GZ2」
• マルチノード型「ExPrime Server R-300-4ND」
• ワークステーション「ExPrime Workstation PS-300」

1Uラックマウントサーバー「ExPrime Server R-300-GZ1」

2Uラックマウントサーバー「ExPrime Server R-300-GZ2」

　ExPrime Server R-300-4NDは、2Uの筐体に4台の2Wayサーバー（ノード）を実装したサーバー製品だ。冗長化した電源は共有だが、それ以外のコンポーネントはノードごとに物理的に独立している。そのため、1ノードからの導入や個別のメンテナンスなど、用途や状況に応じた柔軟な運用が可能だという。価格は87万9800円からだ。

マルチノード型サーバーの「ExPrime Server R-300-4ND」

　「ExPrime Workstation PS-300」は、基本構成でXeon E5-2690（2.9GHz）×2を搭載するワークステーションだ。メモリは標準64GB（8GB×8）で、最大は（16GB×8）。標準のストレージは120GBのSSDとなっている（3.5インチHDDを最大6台搭載可能）。ビデオカードには「ELSA EQ4000-2GER（nVidia Quadro4000 GDDR5 2GB）」を搭載するほか、GPUを最大4基搭載することが可能だ。

Xeon E5-2690×2搭載のワークステーション「ExPrime Workstation PS-300」

　冷却と拡張性に配慮したレイアウトのシャーシを使用しており、4台のGPUを搭載しても安定した動作が得られる。デスクサイドで手軽に高性能なスーパーコンピューティング環境を実現するとしている。価格は、標準構成で115万5000円（税込）。

■関連サイト

• サードウェーブ　法人事業部
• 「ExPrime Server R-300-4ND」