3月5日、アライドテレシスはシャーシ型スイッチの最上位機種「SwitchBlade x8100」を発表した。ボックス型筐体を採用したSwitchBlade x908の上位機種にあたり、7Uのコンパクトなシャーシのほか、コントローラー、4種類のラインカードなどが投入される。出荷は2012年第3四半期。
「AT-SBx8112」は、7U筐体にコントローラー用に2スロット、ラインカード用に10スロットを搭載したシャーシで、冗長電源用のスロットも4つ備える。スロットはすべてハーフスロットサイズ。最大1.92Tbpsのバックプレーン容量を持ち、1GbEを最大240ポート、10GbEを最大60ポートを装備することが可能になっている。
システム制御とスイッチング処理を行なうコントローラーは処理能力にあわせて2種類用意。「AT-SBx81CFC400」は800MHz CPUを搭載し、400Gbpsのスイッチング、「AT-SBx81CFC960」は1.2GHz CPUを搭載し、960Gbpsのスイッチングをそれぞれ実現する。ソフトウェアとして、モジュール型OS「AlliedWare Plus」を搭載し、他の製品との連携はもちろん、業界標準のコマンドで操作できるという。
ラインカードは24ポートの1000BASE-T、24ポートの1000BASE-T(PoE)、24ポートのSFPスロット、6ポートの10Gbps SFP+スロットを搭載する4種類が用意されている。
価格はシャーシ、コントローラー、ラインカード、電源などを含めた最小構成で350万円~となっている。
