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T教授の「戦略的衝動買い」 第181回

iPhoneを置くだけで音楽再生できる「タッチ&プレイスピーカー」

2012年03月02日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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ペアリングなどの設定は皆無
本当にただ置くだけ再生

 iPhoneの音楽ライブラリーを「タッチ&プレイスピーカー」で再生するのは極めて簡単だ。お気に入りの音楽を適度な音量で再生中のiPhoneを、ただ単に電源オンしたタッチ&プレイスピーカーの上に置くだけだ。ほかに何のハードウェア的な設定も、何らかの無線機能アプリの導入や設定、ペアリング操作も皆無なのだ。“ただ置くだけ”で再生ができる。極めて単純で気が抜けるほど簡単だ。

「タッチ&プレイスピーカー」から音を出すには、音楽再生中のiPhoneを載せるだけ

載せた瞬間から大きな音で再生される

 もし唯一、注意事項があるとすれば、iPhoneを置くときに裏表上下の向きを間違わないことぐらいだ。iPhoneは液晶側を上にして、ホームボタンが、タッチ&プレイスピーカーの電源ボタンと同じ側にくるように置くことだけだ。きっと何も説明されなかったらほとんどの人は自然にそうするだろう。

 意地悪をして、再生中のiPhoneを少し回転させてずらすと、ある角度から急に音が鳴らなくなる。わざわざこういう位置関係で聴く人は居ないが、これは、考え方によっては、とっさの場合の「ミュート」機能と同じ音量調整としても利用できる。

ちょっとiPhoneの角度を変えて位置をずらすと再生音が途絶える

不思議と90度の位置では音楽再生がまた始まる。どうもiPhoneの下半分にヒントはありそうだ

 なかなかこしゃくな「タッチ&プレイスピーカー」だが、ちょっとだけ残念なのは、ミュージックビデオの再生時に、映像を真上から見るという不自然な視聴スタイルになることだ。単純に「タッチ&プレイスピーカー」とiPhoneを立てて設置してみると、両者の接触感覚がズレるのか極端に音が小さくなるか、途絶えてしまう。

ミュージックビデオの再生は、真上から映像を見なくてはならないのでちょっと不自然だ

2つとも立ててみたが、音質が落ちるか、音が途切れたり、再生が停止してしまう

 筆者は、市販の板ガム状の消しゴムで即席のノン・スリップ・スタンドを作って、iPhoneをセロテープで固定して再生してみたところ、パーフェクトに音楽も再生でき、自然な感覚でミュージックビデオをゆっくり観ることができた。

板ガム状の消しゴムを使って簡易スタンドを作ってみた。iPhoneはセロテープで固定

 ミュージックビデオの再生視聴が多いユーザーなら、5分間DIYで、「タッチ&プレイスピーカー」を斜めにしてもiPhoneが滑り落ちないストッパーを作っても良いかも知れない。iPhoneユーザーには、「デキる」Bluetoothスピーカーより「便利」な、「タッチ&プレイスピーカー」の方がお薦めだ。

簡単DIYで理想的なスタイルでミュージックビデオも視聴できた。横置きも簡単だ

■Amazon.co.jpで購入

T教授

今回の衝動買い

アイテム:オール「タッチ&プレイスピーカー」
価格:ヨドバシカメラにて3980円で購入

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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