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とある書き手の小物調査ーガジェットチェックー 第16回

iPhoneでも操作できる! ウェラブルビデオカム「Looxcie 2」

2012年02月29日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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専用アクセサリで録画・配信環境が広がる

 付属イヤーハンガーだけでなく、一緒に届いたヘルメットマウントストラップ、自転車用ヘルメットマウント、ボールキャップグリップ、専用三脚をチェックしてみた。先に書いておくと、ヘルメットマウントストラップは、ちょうど合うものがなくて装備できなかった。厳密にはヘルメットはあるのだが、タタメット(折りたたみ式のかっこいいヘルメット)とは相性が悪かった。
 すでに書いている通り、名称レベルで用途を提案されているが、それ以外の場所にもマウントできるので、本体購入時にひとつはアクセサリも購入しておくと録画がはかどるだろう。

自転車用ヘルメットマウントを自転車のフレームにセット。ハンドルにもセット可能だが、ハンドル形状に左右されやすい

専用三脚は、脚と結束バンドを利用して自転車のハンドルやポールに固定もできる

ボールキャップグリップはツバのない帽子の場合は、側面でクリップもOK。しかしまぁ、見た目が怪しくなる

ボールキャップグリップの使い方その2。カバンやカバンのベルトに固定というのもアリ

ボールキャップグリップの使い方その3。厚手のコートにマウントなんてこともできる

専用アプリとセットの運用が楽しい

 「Looxcie 2」は単体での録画だけでなく、iPhoneアプリとの連携プレイも可能だ。利便性では単体での運用でも十分だが、録画の開始や録画プレビューの確認ができるiPhoneアプリの使用も視野に入れておくと、いままで以上に気合いの入った動画が残せる。リリースされているのは「LooxcieMoments」「LooxcieCam」「LooxcieLive」の3つ。

 「LooxcieMoments」は、一度仮録画して、その映像群から好きな部分を切り取りクリップするというもの。
 「LooxcieLive」は動画配信用アプリで、現時点では連絡先のユーザーとのシェアが中心。米国サイトを見るに、将来的にはSNSへの展開も視野に入れているようだ。
 もっとも活用しやすいのが「LooxcieCam」。録画操作をするだけで、かつフレームレートは低いがプレビューを確認しながら録画ができる。ということで、今回は「LooxcieCam」中心で紹介していこう。

「LooxcieCam」のプレビュー画面。しっかりと色を拾っているが、白飛びしやすい。写真中央の人物のシャツの部分が白飛びしているため、イカちゃんとGESOの文字が見えなくなっている。またこの画面と大差のないクオリティーで録画されるので、イメージも掴みやすい

 ビデオカメラの性能は、スマホに近い。白飛びしやすいのが難点だが、iPhone側からホワイトバランスの調整が可能で雰囲気を変えやすいので、気にせず遊んでいた。アプリ起動時点からプレビューが表示され、画面中央の録画ボタンをタップで録画開始。プレビューは低フレームレートでカクカク動作だが、撮影状況がリアルタイムでわかるのはありがたい。もちろん、記録された動画は30fps出ているので安心してもらいたい。マイクもヘッドセット用途を兼ねるのもあって、平均点以上の性能。ノイズも拾いにくい。自分が装備して使う用途だけでなく、Blutooth有効範囲内限定だが、メンテナンスの状況確認用といった用途にも使えるだろう。その際は「LooxcieLive」を活用してもいい。

ホワイトバランスは録画中でも変更可能

ここからは動画でご紹介!

 動画のテストは自転車に「Looxcie 2」をセットして走行したものと、イヤーハンガーで耳にかけたもの、専用三脚にセットして行なった。ここは動画を見ていただいたほうが早いだろう。

自転車にセットして走行した様子

 自転車に「Looxcie 2」をセットして走行してもらった。自転車用ヘルメットマウントで固定。10m以内なら自分を撮ってもらうといった用途も面白い。走行音を拾っているが、それほどうるさくない音量に抑えられている点にも注目だ。

専用三脚に固定して録画した様子

 専用三脚に固定して録画。小声で「ぴかぴかぴかりん、じゃんけんぽん!」といっていたのだが、人間の音声はしっかりと拾っていた。

自身に装着して録画した様子

 ウェラブルなビデオカムというとこで、自身に装着してみたところとてもFPS視点だったので、FPSっぽい動きで遊んでみた。FPS紳士諸君ならよくわかると思うのだが、とてもWASD移動したくなってくるのだ。

サバゲーやアウトドア以外にもオススメ!

 携行しやすいビデオカメラはいくつも登場しているが、スマホ以外で見ると画質に難があったり、マイクに難があったりと問題点があった。「Looxcie 2」の場合は、画質もよく、かつノイズも拾いにくい。加えて、iPhoneからの遠隔操作も可能で使い勝手がいい。じんわりと拡大している車載用動画素材の録画機としてオススメだし、自転車によく乗るという人にもサバゲーユーザーにも、アウトドアで何かしらのアクションをするという人の大半に対応する製品だ。というわけで、筆者、これ欲しい。

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筆者紹介――林 佑樹

 フリーランスの編集・ライター。紆余曲折あって、PCからゲーム、家電、生活雑貨までやれちゃう体になった。最近は、アプリレビューを書いたり、写真をレタッチしたりして生息している。
 花粉症、辛いです。


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