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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第16回

オッサンが使ったっていいじゃない!

女子向けスマホ「HONEY BEE 101K」を男子視点で徹底レビュー

2012年03月02日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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女子に必須のカメラ性能をチェック!

 アウトカメラに515万画素、インカメラに200万画素のCMOSを搭載。アウトカメラは最近の傾向からすれば、300万画素ほど足りない感じもするが、インカメラについては圧倒的。自分撮り・パーティーショットを優先した形だろうか。アウトカメラについても、スマホだけで見るなら500万画素でも十分だし、誰も彼もPCで見るわけじゃないという判断だろう。とくに、101Kのターゲットユーザーは、スマホだけで完結しそうだし。

 まずアウトカメラ。写りとしてはクセは少なめ。少し白色系がふんわりするクセで好みが別れるだろう。機能にはデジタルズームや露出補正のほか、フォーカス設定、セルフタイマー、連写撮影、撮影シーン、特殊効果、GPS情報付加/削除、画質設定、ホワイトバランス、撮影補助ライン、シャッターオン、プレビュー再生がある。撮影シーンは夕焼けやスポーツといったコンデジ的なもので、特殊効果にはセピア、モノクロ、ネガ、ポスターといったエフェクト機能を搭載している。なので、カメラ単体でもだいぶ遊べてしまう。ちなみにフォーカス設定はコンティニアスAFとマクロのみ。タップフォーカスの追加採用を期待したい。

 インカメラでも露出補正や特殊効果を適用できるため、自分撮りでも遊びの幅が広がるのはうれしい。ただ画素数は多いものの、暗いところには弱く、画像が荒くなりがちなのは残念。インカメラ用のLEDがあっても良かったんじゃないかなと思う。

各色の発色は暖色系がややビビッドになりがち、また白色がふんわりする傾向がある。右はインカメラのチェック

晴天下での写真。少しふんわり感が出ているが問題のない写り。信号部分はほとんど真っ黒になってしまっている

白熱灯下での場合。とくに違和感のない写りになっている

日が落ちたあとでの撮影データ。ノイズが増えて像もやや怪しくなっている。暗いところにはめっぽう弱い

インカメラの傾向もアウトカメラと似ている。写真は少し暗めの蛍光灯下のもの。ややノイジーだがスマホで見るぶんにはわかりにくい。女の子はレイヤーJD黒井あずさこと、あずにゃん

チェック用写真のデータを撮影中のあずにゃん。ほんと、女の子が使うと様になる端末だ

 加えて、独自アプリとして、一眼風やミニチュア風、線画風、プライバシー保護ができる「フィルターカメラ」、美肌効果と目を大きくできる「キレイファクトリー」もあるため、カメラは撮影だけでなく、遊ぶ面でも機能豊富だ。

「フィルターカメラ」は撮影済みの写真も使える。左は線画風フィルタ、右はミニチュア風フィルタ。メニュー画面でレベル調整が可能。シンプルで取っつきやすい。もう少し処理速度が上がるといいだろうか

「キレイファクトリー」も撮影済みの写真が利用できる。顔認識精度は高めだが、左写真のように眉毛が隠れている場合は「目+瞳拡大」に失敗する。明るい部分での色出は明確だったので、あえて暗い場所でチェックした。右写真の場合は問題なく成功。2つの効果を何度も実行できるので、思いっきり肌を白くしたり、目を宇宙人みたいにすることも可能だ。なお、顔を認識できない場合はその旨が表示される

「とるデコ」はメール本文に添付するデコアイテムを撮影データから作成できるというもので、アニメーションにも対応。マクロ機能で撮影してデコるという運用だ。写真ではわかりにくいが、ドロイド君をデコ素材にしてみている

 という具合に、女の子が楽しめることを前提にしている101K。協力いただいた黒井あずさ嬢の言葉を借りると「アプリを複数立ち上げても遅くならないし、デザインがかわいい。あとですね、よく使うボタンが大きいのが助かります。あとあと、持ちやすいし、ラメかわいいし、ボタン大きいし、内蔵ストレージも大きいから欲しい!」というように、だいぶお気に入りのようで、しばらく遊んでいた。

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