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最新スマホが次々登場 Mobile World Congress 2012レポート 第7回

スマホと合体したい…… スマホ+タブレットの合体モデルも

最強スペックで「ASUS Transformer Pad」が登場

2012年02月28日 12時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 つづいては「PadFone」。2011年のCOMPUTEXでお披露目されたタブレット+スマートフォンの合体型端末だ。

本体は実はスマートフォン側
タブレット側の中身はただのディスプレー

 合体するといっても、タブレット側は基本的にはディスプレーの機能しか持っておらず、各種の処理はスマートフォン側で行なう。ただし、合体中はタブレット端末としてふるまうのでタブレット専用アプリも動作可能であり、スマホでアプリを動作中に合体した場合も、アプリの状態はそのままに画面表示はタブレットサイズになる。

スマートフォン/タブレットとしては、Android 4.0を搭載する比較的一般なもの。ただしタブレット専用アプリをスマートフォンで起動するとどういう処理をするかという設定が用意されていた

 スマホもタブレットも持ちたいが、端末を2台持ったり、携帯電話を2回線契約するのはなんとなくもったいないと感じる人にもお得な端末と言えそうだ。

今回はスマホ部とタブレット部の分離は不可能だった。普通にタブレットとして利用していると、これが合体モデルとは気づかないままだ

 スマホとタブレットが合体するというだけで十分にインパクトがあるが、さらに今回は「One more thing」ならぬ「One more TRANSFORMATION」として、キーボードドックも加えた3体合体を発表した。もっともこれは「Eee Pad Transformer」ですでにやっているので、予想の範囲内の話ではある。

「One more TRANSFORMATION」の表示とともに新たな合体の発表が

合体中に通話できるように
スタイラスペンにヘッドセット機能が搭載

 さらなるおまけ(?)として発表されたのが専用スタイラスペンだ。タッチパネルの操作にももちろん使えるのだが、なんとこのスタイラスペンはヘッドセット機能を持っており、電話機のように顔の横に持てば通話が可能なのである。よく考えれば、スマートフォンをタブレットに合体させた状態では通話が困難。そのための追加機器と考えれば合点が行くのである。

 スマートフォン側は4.3型のSuperAMOLEDディスプレーを搭載し、画面解像度は540×960ドット。CPUはLTE版のTransformer Pad Infinity 700と同じ、Cortex-A15ベースのデュアルコアSnapdragon(1.5GHz)を搭載する。一方タブレット側は10.1型液晶で、画面解像度は1280×800ドットである。

スマートフォン単体としてみても、大変ハイスペックだが機能的には比較的シンプルなもの。厚みは9.2mm

 発売は4月。LTE版もあり、こちらは第3四半期の早い時期を予定している。

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