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Adobeが本気で作ったiPad 2用Photoshop Touchで遊んでみた

2012年02月28日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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エフェクトは2種類の使い方がアリ!

 「ツール」にある「fx」は、Photoshopでいえばフィルタに相当する、ぼかしたり、エンピツ書き風にしたりといったエフェクト効果を楽しめる機能だ。カメラアプリでも定番の機能だが、Photoshop Touchのステキなところは、ブラシにもエフェクトをかけられる点。手塗りで部分的にエフェクトをかけることができてしまう。なお、パソコン版にあったレイヤー属性をブラシでも使う機能はない。残念。

素材の写真を読み込んだ直後の状態。ここからツールのブラシ(画面左)を選択して、「Mode」をタップすると、その下に「Paint」と「Effect」の選択が表示されるので、Effectをタップ

するとこのようにエフェクトが選択可能になる。また「Settings」をタップすれば、エフェクトの効き具合を調整できる……これ、パソコン版にも取り入れてもらえませんかね?

2種類のエフェクトを使い、左右異なるようにしてみた

レイヤー単位でのエフェクトは、ブラシ用よりも数が多く、28種類が用意されている。Basic、Stylize、Artistic、Photoと目的別になっているのも、初めての人向けにわかりやすい(画面はBasic)

Stylizeのエフェクト

Artisticのエフェクト

Photoのエフェクト

レイヤー機能はとってもPhotoshop

 Photoshop Touchのレイヤー機能は、パソコン版そのものといっていい。新規レイヤーの追加(20枚までは確認)、乗算やオーバーレイといったレイヤー属性、不透明度、ドラッグ&ドロップでのレイヤー移動に加えて、新規レイヤー追加時は選択レイヤーの複製やブランクレイヤーの作成、さらにアルバムからの写真データ読み込みや、選択範囲内のみを新規レイヤーとして作成など、とても充実している。ここでは普通にレイヤーとエフェクトで遊んでみた。

イラスト方面でおなじみのグロー効果。ふんわりさせたり、輝いている感じにしたりと便利な手法だ。エフェクトにもグロー効果はあるが、イラスト向きではなかったのでこちらで遊んでみた。なお、イラストはSAIで急造

「Levels」でスライダーを右に動かす

次にエフェクトから「Gaussian Blur」を選択して、ほどよくぼかす

レイヤー属性を「Normal」から「Screen」に変更してみる。「Overlay」などにしても面白い

透明度を調整して完了。元の絵がちょっと薄いのでわかりにくいが、ふんわりした絵にできた。「SAIはあるけど、Photoshopは高い……」という人は、SAIで作った画像をbmpかjpegで書き出して、Photoshop Touchで遊ぶのもいいかも

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