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最新スマホが次々登場 Mobile World Congress 2012レポート 第4回

4型と3.5型の新Xperia2製品が登場

次世代Xperiaが3兄弟に! 「Xperia P」「Xperia U」発表

2012年02月27日 12時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 旧ソニー・エリクソンは2月16日に、ソニーによる完全子会社化が完了。ソニーモバイルコミュニケーションズ(以下、ソニーモバイル)へと社名も変更された。そのソニーモバイルとして最初の大舞台が、今回のMWCである。

ソニー本体の次期社長の平井一夫氏も登壇した

 発表会ではソニーの社長兼CEOへの就任も決まっている平井一夫氏が登壇。「One Sony」の文字を前に、改めてタブレット、テレビ、PC、PS3といった機器間のシームレスな連携による、エンターテインメントの拡大についてアピールした。

日本でも発売されたばかりのXperia S(Xperia NX)の
弟分となる2台のXperiaが発表

 さて、気になるのは新製品。ソニーモバイルは1月の「International CES」で、すでに次世代Xperiaシリーズ(「Xperia NXTシリーズ」と呼称)とされる新製品「Xperia S」を発表。すでに日本でもドコモから「Xperia NX SO-02D」として発売されている。

 今回発表された2製品「Xperia P」「Xperia U」は、このXperia Sの弟分的な存在で、ディズプレーサイズはそれぞれ4型と3.5型に小型化(Xperia S/Xperia NXは4.3型)。デザインなどで共通点を持つ一方、アルミボディーの採用やボディーカラーのカスタマイズなどで、新しい特長を持たせた製品となっている。

左から「Xperia S」「Xperia P」「Xperia U」の順。段々とディスプレーサイズが小さくなっている

4型液晶&アルミボディーが特徴の「Xperia P」

 まずは、ディスプレーに4型液晶を搭載する「Xperia P」から。画面解像度は540×960ドットだが、Xperiaでは初の「WhiteMagic」技術を搭載しており、スキー場のような非常に明るい場所でも、明るく見えるディスプレーを実現しているという。また、ディスプレーの明るさを周囲光に合わせて調整することで、バッテリーの消費を防ぐ機能を持つ。

まずは4型液晶の「Xperia P」

 デザイン的にはアルミパーツで覆われている背面ボディーが印象的。金属ならではのひんやりとした印象は、使っていての気持ちよさにつながりそうだ。

アルミボディーが一番の特徴

microHDMI端子にカバーが付けられなくなったのはドッキングステーションが用意されることと関係がありそう

 Xperia Sとの共通はソフトキー下部のアクリルパネル部分。「Floating Prism」と名付けられており、電話やメールの着信時などに、アクリル部分全体がLEDによって美しく光る演出が施されている。

Floating Prismはこのソフトキー下部のアクリル部分LED2より光る

 CPUはST-Ericsson製の「STE U8500」。デュアルコアで1GHz動作なので、実際の使用感的にも十分なレベル。OSは第2四半期の中頃を予定しているというリリース段階ではAndroid 2.3だが、発売後間もない時期にAndroid 4.0へのアップグレードを予定している。内蔵ストレージは16GBで、バッテリー容量は1305mAh。

コンパクトでカラフル
カスタマイズも可能な「Xperia U」

 つづいて「Xperia U」は、3.5型液晶とさらに小型なモデルとなる。画面解像度は480×854ドットで、CPUはXperia Pと同じ1GHz動作&デュアルコアの「STE U8500」である。

コンパクトながらポップな色使いの「Xpeira U」

 Xperia Uは本体がコンパクトなだけでなく、ポップなイメージを演出している。本体のカラバリこそBlack/Whiteの2色だが、Floating Prismがカラー表示に対応しており、UIやユーザーの操作に合わせて発色が自動的に切り替わる。また本体下部がキャップの形になっており、このキャップを入れ替えることで、端末の印象を気分次第で大きく変えることができる。

下部の色つきのところはキャップによって自由に取り替えられる

Floating Prismの発色はホーム画面の変更により、変更できる

標準のカラバリはBlack/Whiteの2色だが、そこから色々楽しめそうだ

Xperia P/Uともに、日本語ロケールと日本語入力プログラムが最初から入っていた

 リリース当初はAndroid 2.3でAndroid 4.0へのアップグレードを予定しているのはXperia Pと同様。バッテリー容量は1320mAh。


 なお、会場のデモ機をテストした限りは、両機種とも日本語のロケールや入力プログラムが利用できる状態になっていたが、日本での実際の発売などはまったく不明である。

 Xperia UはiPhoneと同じ3.5型ディスプレーを搭載するだけに、ジャストサイズと考える読者も多いはず。日本でのリリースにあらためて期待したいところだ。

  Xperia P Xperia U
ディスプレー 4型液晶 3.5型液晶
画面解像度 540×960ドット 480×854ドット
サイズ 59.5×122×10.5mm 54×112×12mm
重量 120g 110g
CPU STE U8500 1GHz(デュアルコア)
OS Android 2.3(4.0にアップグレード予定)
カメラ画素数 リア:800万画素/イン:VGA リア:500万画素/イン:VGA
バッテリー容量 1305mAh 1320mAh
カラバリ Silver/Black/Red Black/White

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