LTE対応のPocket WiFiは2種類
さて、端末はEMOBILE LTE対応端末は、前述したとおりにモバイルルーターが2製品とUSBアダプター型の1製品である。
モバイルルーターはファーウェイ製の「Pocket WiFi LTE(GL01P)」と、AnyDATA製の「Pocket WiFi LTE(GL02P)」。ともに下り最大75MbpsのEMOBILE LTEとともに、LTEエリア外でも、下り最大42Mbpsの「EMOBILE G4」が利用可能。連続通信時間はともに約9時間。
USBアダプター型の「GL03D」はファーウェイ製で、回転型のUSBコネクターでコンパクトに持ち運べるのが特長。こちらも下り最大75MbpsのEMOBILE LTEと、下り最大42MbpsのEMOBILE G4の両方に対応している。
バッテリー非搭載のスティック型ルーターがおもしろい
デル製のスマートフォンも登場
今回はEMOBILE LTE対応機器以外の新製品も発表されている。
まず、「Stick WiFi(GD03W)」はスティック型のデータ通信端末。外観はどう見ても、ただのUSB型アダプターにしか見えないが、これが実はモバイルルーター。あえて、バッテリーを外すことで、約91×29×12.6mm/約30gという超コンパクトなサイズを実現している。実際に利用するときは、PCやUSBタイプのACアダプター、モバイルバッテリーなどに接続するだけで、モバイルルーターに早変わりするというわけだ。
USBからはあくまで電源を取るだけで、中身はモバイルルーターそのもので、無線LAN経由でインターネット接続の共有やルーター自体の設定を行なう。対応サービスは「EMOBILE G4」で、通信速度は下り最大21Mbps/上り最大5.8Mbps。
もう1台、スマートフォンはデル製の「Dell Streak Pro(GS01)」。ソフトバンクモバイルから発表された「DELL Streak Pro 101DL」と基本的にはほぼ同スペックの端末で、4.3型有機ELディスプレーを搭載し、画面解像度は540×960ドット。CPUは1.5GHz動作&デュアルコアのSnapdragon MSM8260を搭載する。
イー・モバイルの他のスマートフォンと同様に、もちろんテザリングに対応しており、ホーム画面上のウィジェットをタップするだけでモバイルルーター的にも利用できる。
通信速度は下り最大14.4Mbps/上り最大5.8Mbps。対応周波数帯は3Gが900/1700/2100MHz、GSMが850/900/1800/1900MHzで、SIMロックは特にかけられていないとのこと。
本体価格は、2年間の利用を前提とした「スマートプラン(シンプルにねん+アシスト1600)」利用時に100円となる。「スマートプラン(シンプルにねん+アシスト1600)」では、月額割が最大25ヵ月の間、1100円適用されるため、月々の支払が5395円で利用できる。