3. 高音質の曲がDRMフリーで購入できる
iTunes Music Store開始当初、曲は128kbpsのAACフォーマット、DRM(デジタルライツマネジメント)保護つきで配信していました。2007年には256kbpsでDRMフリーの「iTunes Plus」を導入し、今回ついにすべての曲をiTunes Plus方式で配信するようになりました。
海外の主なレーベルも、国内のレーベルもiTunes Plus方式で、さらに新しいコンテンツも追加されます。ソニーミュージックの曲も配信されます。ビヨンセ、マイケル・ジャクソンなどの曲も、iTunesで購入できることになりました。
4. iTunes用にマスタリングした曲が購入できる
「Mastered for iTunes」では、レコーディングエンジニアたちにアップルの(マスタリング用)ツールを提供し、「iTunes上でどんなふうに聴こえるか」をテストできるようにしました。iTunes上でも本来彼らが意図したとおりの音で聴けるようにマスタリングできるわけです。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、フィリップ・グラス、村治佳織さんなどの曲も配信されています。マスタリングされた曲を聴くとき、ヘッドフォンだけではなく「AirPlay」を使うこともできます。Macから「Apple TV」に曲を飛ばし、アンプとスピーカーにつなげば最高でしょう。
5. アルバムを「1曲→残り全曲」で購入できる
もう1つは「Complete Album」です。アルバムの中で既に購入している曲がハイライトされ、「アルバム全曲を購入したときの価格」「既に購入した曲を引いた価格」が表示されるようになりました。また、既に購入している曲は、1曲あたり50円(ミュージックビデオは100円、アルバムはもとの価格の30%)でiTunes Plus方式にアップグレードできます。
自分でインポートした曲も“in the Cloud”できる
「iTunes Match」は2012年後半に登場
ピーター・ロウ氏のお話はここまで。だが、今回はまだリリースされなかったiTunesの機能がもう1つある。「iTunes Match」だ。自分でiTunesにインポートした曲も、iTunes in the Cloudで同期できるようになる。ピーター・ロウ氏によれば、日本では「2012年後半には開始できる」予定とのこと。それまで楽しみに待っていよう。