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REGZAサーバー録画中の「できること」と「できないこと」

2012年02月23日 12時00分更新

文● 元橋源次郎

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設定を変更したら過去番組が全部消えちゃった!

 安定動作しているかどうか、という点も気になるところだと思う。結論を言えば、この2週間は問題らしい問題もなく、非常に安定して動作している。

当初、「AVC高画質」(8M)で設定していたタイムシフトマシンの画質を「AVC中画質」(6M)に設定したら、過去番組が全部消えてしまった

当初、「AVC高画質」(8M)で設定していたタイムシフトマシンの画質を「AVC中画質」(6M)に設定したら、過去番組が全部消えてしまった

 画質についても、当初長時間録画モードの高画質(8M)で設定していたが、中画質(6M)でも全然問題ないと思う。ということで、タイムシフトマシンの録画品質を変更したのだが、そこでちょっとショックな出来事が……。

 それまで録り貯めた過去番組がすべて消えてしまったのである。おそらくHDDにデータ自体は残っているのだろうが、過去番組表がリセットされてしまったのだ。

 これは製品の仕様だと思われるが、タイムシフトマシンを動作させた後に画質の設定変更をする場合はかなりの覚悟が必要となる。できれば最初にビシッと決めておきたいところだ。

 ちなみに、製品情報やマニュアルなどで画質別に録り貯められる時間が表記されているが、実際はそれよりもやや長めに記録できるようだ。例えばマニュアルには中画質で4.5日分撮り貯められる、と書いてあったが、実際には5日分ぐらいプールされている。これはうれしい驚きだろう。

NASはいらないかも……

自宅に設置した「LinkStation LS-LV」

自宅に設置した「LinkStation LS-LV」。なんだかすごいかっこいい

 最後に、前回我が家のNASがDTCP-IPに対応していない! という衝撃の事実にぶち当たったわけだが、今回バッファローの「LinkStation LS-LV」シリーズが短期間ながら手元にあったので、これを我が家のLANに接続してみた。

REGZAサーバー側はアクセス制限を「制限しない」にしておけば、設定いらずでNASへのダビングが可能だ

REGZAサーバー側はアクセス制限を「制限しない」にしておけば、設定いらずでNASへのダビングが可能だ

 LinkStation LS-LV自体の(NASとして使用するための)初期設定は必要だが、REGZAサーバー側で「アクセス制限」の設定をかけていなければ特に設定する必要はない。NASに番組を保存したり、NASの映像や静止画、音楽データを再生するといった場面になると、自動的にLAN内のNASを探し出して表示してくれる。

 まず、タイムシフト録画領域のファイルをNASに直接ダビングできるかを試してみた。答えは「NO」。ダビング先として指定できなかった。

 では、通常の録画予約の際に保存先をNASにできるか? これも「NO」。やはりダビング先としてNASは表示されない。

 さすがに通常録画領域の番組をNASにダビングすることはできるだろう。答えは「YES」。ただしダビングできるのはDRで記録した番組のみで、長時間モードで記録した番組はムーブできなかった。

通常録画番組であればダビングできそうだが

通常録画番組であればダビングできそうだが

こんなエラーメッセージが……。どうやら長時間録画モードで記録したからのようだ

こんなエラーメッセージが……。どうやら長時間録画モードで記録したからのようだ

 ん! ちょっと待って。筆者はタイムシフトマシンをDRではなく長時間モードで録画しているから、NASにはダビングできないってことでは……変換ダビング機能もないし。

 つまり、筆者の設定でNASにダビングできるのは、DRモードで通常録画した番組のみということか。タイムシフトマシンの画質設定をDRに戻したら、1.5日分しか録り貯められないし、過去番組が全部消えちゃうし……。

NASへのダビングもかなりの時間がかかる

NASへのダビングもかなりの時間がかかる

 一応、NASにダビングした番組はARROWS X LTE(DTCP-IP対応のスマホ)で視聴できた。ダビング中などREGZAサーバーがDLNA配信ができない状態の時には有用な気がするが、NASへのダビングも時間がかかるので、やっぱりUSB HDDの増設のほうが楽かもしれない。

 じゃあ、HDDを買いに行くか! と思ったが、現在はBDメディアのほうがお買い得という話を小耳に挟んだ。どっちにすべきか大いに悩むとしよう(次回に続く)。


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