高スペックな割りに低価格なのが特徴の7型タブレット「eden TAB」(Wi-Fiモデル)のオンライン予約販売が本日開始された。発売は2月25日からだが、一足先に実機に触る機会を得たのでレポートする。なお、3G対応モデルも4月下旬に発売する予定だ。
ednn TABは、デュアルコアCPUの「Samsung S5PC210 1.2GHz」を採用し、1GBのシステムメモリーと16GBのストレージ用メモリーを搭載するAndroidタブレット。画面も1280×800ドットと高解像度だ。
これで販売価格は2万9800円。ちなみにスペックが似ている他社のタブレット端末はだいたい5万円程度で販売されており、それより約2万円安いことになる。
タブレットながらOSにはAndroid 2.3を採用しており、またAndroidマーケットには非対応(Googleの規定による)。代わりに「Tapnow マーケット」という独自のダウンロードサービスを提供している。
ちなみに、Android 4.0へのアップデートにも対応しており、その際はAndroidマーケットも利用できるようになるかも、とのことだ。
eden TABの発売メーカーであるモバイルインスタイルは、キングソフトと中国の「小米」(シャオミー)社のジョイントベンチャー企業として2012年1月に設立された。
小米はAndroid端末において中国で第4位の増加数を誇るメーカーで、同社の「M1」というスマートフォンは、74時間で100万台を完売(予約販売)したという実績を持つ。
同社によれば、eden TABはほぼ原価(部品代+開発費)で提供しているという。
利益は何で得るのかというと、提携メーカーのアフィリエイト。現在同社は約10社と提携しており、eden TABにはその提携先のアプリが導入されている。ユーザーがそのアプリを使用してモノを購入したり、サービスを受けたりした場合に、その利益の一部がモバイルインスタイルに入る、という仕掛けだ。
同社は今後、提携メーカーを増やすとともに、企業向けに製品のカスタマイズ&OEM供給を行なったり、コンテンツサービスの提供なども行なっていく予定だ。