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高機能で低価格! 原価ギリギリの7型タブレット「eden TAB」

2012年02月17日 16時20分更新

文● ASCII.jp編集部

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 高スペックな割りに低価格なのが特徴の7型タブレット「eden TAB」(Wi-Fiモデル)のオンライン予約販売が本日開始された。発売は2月25日からだが、一足先に実機に触る機会を得たのでレポートする。なお、3G対応モデルも4月下旬に発売する予定だ。

「eden TAB」。本体は幅118.8×奥行き10.4×高さ199mmと片手で持てるサイズ。後ろに「348g」という文字が見えるが、発売直前でさらに軽量化を実施。330gとなった

「eden TAB」。本体は幅118.8×奥行き10.4×高さ199mmと片手で持てるサイズ。後ろに「348g」という文字が見えるが、発売直前でさらに軽量化を実施。330gとなった

本体背面。ブラック、ピンク、ホワイトの3色を用意する。ホワイトはシルクをイメージしているとのこと

本体背面。ブラック、ピンク、ホワイトの3色を用意する。ホワイトはシルクをイメージしているとのこと

底面にはmicroSDカードスロットとmicroHDMI、microUSBなどの端子を搭載する

底面にはmicroSDカードスロットとmicroHDMI、microUSBなどの端子を搭載する

背面には800万画素のカメラを装備。フロントにも200万画素のカメラを内蔵している

背面には800万画素のカメラを装備。フロントにも200万画素のカメラを内蔵している

ディスプレーは台湾の奇美(チーメイ)電子社製のパネルを採用する

ディスプレーは台湾の奇美(チーメイ)電子社製のパネルを採用する

ホーム画面のウィジェット。無線LANやBluetooth、GPSなどを搭載しており、ワンタッチでオン/オフができる

ホーム画面のウィジェット。無線LANやBluetooth、GPSなどを搭載しており、ワンタッチでオン/オフができる

側面下方(写真左)には画面回転ロック用のスイッチを搭載する

側面下方(写真左)には画面回転ロック用のスイッチを搭載する

 ednn TABは、デュアルコアCPUの「Samsung S5PC210 1.2GHz」を採用し、1GBのシステムメモリーと16GBのストレージ用メモリーを搭載するAndroidタブレット。画面も1280×800ドットと高解像度だ。

競合するタブレットとのスペック比較

競合するタブレットとのスペック比較

品質にもこだわっており、携帯電話と同様の耐久テストを行なっている

品質にもこだわっており、携帯電話と同様の耐久テストを行なっている

バッテリー容量は3850mAh。通常の使用で2~7日間は使用できるとのこと

バッテリー容量は3850mAh。通常の使用で2~7日間は使用できるとのこと

 これで販売価格は2万9800円。ちなみにスペックが似ている他社のタブレット端末はだいたい5万円程度で販売されており、それより約2万円安いことになる。

Androidのバージョンは2.3.3

Androidのバージョンは2.3.3

「Tapnow マーケット」ではアプリやゲーム、着メロなどを配信している

「Tapnow マーケット」ではアプリやゲーム、着メロなどを配信している

「KINGSOFT Office for Android」も導入されている

「KINGSOFT Office for Android」も導入されている

ちなみにAndroidマーケットのアプリは搭載しないが、ウェブブラウザーでAndroidマーケットにアクセスすることは可能だ

ちなみにAndroidマーケットのアプリは搭載しないが、ウェブブラウザーでAndroidマーケットにアクセスすることは可能だ

 タブレットながらOSにはAndroid 2.3を採用しており、またAndroidマーケットには非対応(Googleの規定による)。代わりに「Tapnow マーケット」という独自のダウンロードサービスを提供している。

 ちなみに、Android 4.0へのアップデートにも対応しており、その際はAndroidマーケットも利用できるようになるかも、とのことだ。

モバイルインスタイルの代表取締役CEOである下 浩子氏

モバイルインスタイルの代表取締役CEOである下 浩子氏

伝説のスマートフォン「M1」

伝説のスマートフォン「M1」

 eden TABの発売メーカーであるモバイルインスタイルは、キングソフトと中国の「小米」(シャオミー)社のジョイントベンチャー企業として2012年1月に設立された。

 小米はAndroid端末において中国で第4位の増加数を誇るメーカーで、同社の「M1」というスマートフォンは、74時間で100万台を完売(予約販売)したという実績を持つ。

 同社によれば、eden TABはほぼ原価(部品代+開発費)で提供しているという。

搭載アプリを見ると、「NISSEN」や「カーセンサー」「HOT PEPPER」などの買い物系アプリが多い

搭載アプリを見ると、「NISSEN」や「カーセンサー」「HOT PEPPER」などの買い物系アプリが多い

 利益は何で得るのかというと、提携メーカーのアフィリエイト。現在同社は約10社と提携しており、eden TABにはその提携先のアプリが導入されている。ユーザーがそのアプリを使用してモノを購入したり、サービスを受けたりした場合に、その利益の一部がモバイルインスタイルに入る、という仕掛けだ。

 同社は今後、提携メーカーを増やすとともに、企業向けに製品のカスタマイズ&OEM供給を行なったり、コンテンツサービスの提供なども行なっていく予定だ。

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