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世界最大の経費管理ベンダーが日本に本格上陸

日本のニーズを取り込んだコンカーの経費精算システム

2012年02月14日 06時00分更新

文● 大河原克行

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すべての国でこの分野のナンバーワンを目指す

 サービス開始にあわせて来日した米コンカーのスティーブン・シン会長兼CEOは、「コンカーは世界最大の法人向け経費精算ソリューション企業であり、最終的にはすべての国でナンバーワンを目指す。日本においては、まずは5年~10年で、2位、3位というポジションを狙っていきたい」とした。

コンカー クラウドフォーラム 2012で講演する米コンカーのスティーブン・シン会長兼CEO

 コンカー日本法人は、2011年2月に日本法人を設立し、ちょうど1年を迎えた段階。シン会長兼CEOは、「少しゆっくりとしたペースだったが、この間、日本の市場にあわせた形で修正を行うなど、日本のチームの努力に感謝している」とこの1年の日本法人の取り組みを振り返った。

東京・水天宮のロイヤルパークホテルで、「コンカー クラウドフォーラム 2012」の様子

 同日13日には、東京・水天宮のロイヤルパークホテルで、見込み顧客を対象にした「コンカー クラウドフォーラム 2012」も開催。上場企業のCFOをはじめ、1070人もの応募があり、当初見込んでいた約300人の来場者数を大きく上回った。会場では立ち見ができるほどの盛況ぶりだった。

 「日本において過去最大規模のイベントとなったばかりか、当社が全世界で行ってきた各種イベントのなかでも最大規模のものになった」(米コンカーのシン会長兼CEO)

 Concur Expenceは、世界91カ国、1万5000社に導入。日本ではすでに110社の導入実績がある。

 今回の記者会見では、米国本社幹部のほか、コンカー日本法人の役員として名前を連ねるサンブリッジのアレン・マイナー氏が出席した。

サンブリッジのアレン・マイナー氏

コンカー日本法人の佐山宇宏CTO

 マイナー氏は、「私が支援したオラクルやセールスフォース・ドットコムが日本で新会社を立ち上げる際にも、ロイヤルパークホテルで会見を行った。今回も同じ場所で会見を行った。ラッキーを呼ぶ場所」として記者の笑いを誘いながら、「製品そのもののイノベーションに加えて、経営層の日本市場に対する忍耐強い取り組みとコミットメントの強さを感じる企業である」などと語った。

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