2月7日、NECはオフィスのパソコンの消費電力削減を実現する省エネオフィスサービス「エネパルPC」を、自社内のPC約2万4000台に導入したと発表した。これにより、杉の木約2万6000本分に相当する年間365トンのCO2排出量削減を見込むという。
エネパルPCは、オフィス内のPCの消費電力量やCO2排出量などを見える化し、複数のPCの利用状況を一元的に管理するサービス。利用者ごとの行動パターンを学習し、消費電力を自動的にコントロールする機能も持つ。さらに、部や課などの単位でCO2や消費電力の削減目標を設定でき、進捗管理も行なえる。
NECのデータセンターを活用したSaaS型のサービスのため、自社にサーバーを持つ必要がなく初期投資を抑えることが可能だという。
NECでは、2010年6月のNEC府中事業場への導入を皮切りに自社拠点へのエネパルPC導入を進めており、今後も自社の電力使用量抑制およびCO2排出削減に向けて、オフィスや生産拠点におけるICTを利用したエネルギー使用量の見える化・制御などに取り組むとしている。