2月7日、リンコムはグループウェアの新バージョン「リンコム ネクスト5.0」を2月20日に発売すると発表した。
リンコム ネクスト5.0の特徴は、取引先やパートナーなど他の企業との情報共有を目的とした「企業間ウェア」を構築する機能の搭載。掲示板やファイル共有、フォーラムなどのグループウェア機能、ワークフロー機能の企業をまたがった利用が可能で、企業間の情報共有を強化できるという。
また、「管理権限の分散化」も図られている。これはシステム管理者に集中していたシステム管理の権限の一部を、グループ(部署や取引企業)ごとに設定した担当者に委譲する機能。これまですべての管理作業を行なわなければならなかったシステム管理者の負担を大きく軽減でき、効率的なシステム運用が可能になるという。アクティブユーザーが1万名以上という教育機関での実績を基に搭載された機能で、従来のバージョンよりも更に大規模な環境での利用が可能になるものだ。
リンコム ネクストのライセンスは、必ず必要となる「プラットフォーム」、利用する機能を選択する「アプリケーション」で構成される。プラットフォームの価格は、ユーザー数無制限のサーバーライセンスが100万円。ユーザー単位の課金となるユーザーライセンスが20万円/100ユーザー。
アプリケーションは、スケジューラ、施設予約、掲示板、アドレス帳、連絡帳など13種のアプリケーションがセットになった「ネクストアプリパッケージ」が、50万円(ユーザー数無制限ライセンス)もしくは10万円/100ユーザー。上記のアプリケーションを個別に導入する場合は、1アプリケーションあたり、20万円(ユーザー数無制限ライセンス)などとなる。「伝言メモ」、「ネクストワークフロー」、「WEBメール連携ツール」などはまた別の料金体系だ。