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ラックあたり仮想デスクトップはなんと6000以上!

ディスクの要らない「Atlantis ILIO Diskless VDI」登場

2012年02月08日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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VDIの課題「コスト」と「パフォーマンス」を解決

 Atlantis ILIOは、Windowsの仮想デスクトップとストレージとのやりとりを高速化するVDI最適化ソフトウェアで、VMwareやCitrixなどのソリューションを補完する役割を持つ。VDIのコストを大部分を占めるストレージのコストを削減しつつ、物理PCを上回るパフォーマンスを実現するという。開発元の米アトランティス・コンピューティングは2006年に設立されたベンチャーで、投資会社のほか、シスコから資金を調達している。

米アトランティス コンピューティング マーケティングディレクター セス・ノックス氏

 こうしたVDI最適化ソフトウェアを登場した背景について、米アトランティス コンピューティング マーケティングディレクター セス・ノックス氏は、「VDIの課題はストレージの価格とパフォーマンスだ。この課題のため、VDIはごくごく小さな規模に限られている」と説明。初期コストや拡張にお金がかかる点、パフォーマンスが低い点などがネックになっていると指摘した。

 Atlantis ILIOは、仮想アプライアンスとして提供され、ハイパーバイザーを搭載したサーバーとストレージ間を中継する形でトラフィックを最適化する。まず、WindowsのNTFSトラフィックをローカルで処理することで、I/Oを大幅に削減する。ハイパーバイザーによって変換されたランダムな小型ブロックI/Oをシーケンシャルな大型ブロックI/Oに変換し、効率的なデータの入出力を実現するという。さらに、VDIのアクセスがストレージに達する前に、Windowsのデスクトップイメージに対し、インラインでの重複排除を実行する。これにより、ストレージ容量を最大99%削減しつつ、スループットを大幅に向上させるという。また、I/Oが減ることで、同じストレージに搭載可能なデスクトップ数も約4~5倍向上するとのこと。

VDI展開における障壁

Atlantis ILIOの仕組み

物理PCよりも高速なディスクレスVDIの実力

 新製品のAtlantis ILIO Diskless VDIは、Atlantis ILIOの技術を用いたディスクレスVDI。シスコの仮想化対応サーバーであるCisco UCSのハイパーバイザー上で動作し、仮想デスクトップのWindowsストレージはメモリに展開されるという。ストレージを使わないため、「仮想デスクトップあたりのコストが200ドルくらいで済む。しかも、メモリ上で動作するので、物理PCよりも速い。Windows 7が12秒で起動できる」(ノックス氏)といったメリットが得られるという。

Atlantis ILIO Diskless VDIの概要

 ノックス氏によると、2.4GHz Xeonプロセッサーを2基、512GBのメモリを搭載した「Cisco B230 M2」であれば、Atlantis ILIO Diskless VDIに6GBのメモリ、1vCPUを割り当て、160の仮想デスクトップ(VMware vSphere)を提供できるという。単一ラックで合計6400もの仮想デスクトップを稼働させることが可能になる。

 国内では、ネットワールドが販売代理店を務め、サーバーやハイパーバイザー、そしてAtlantis ILIO Diskless VDIを組み合わせた推奨構成をパッケージとして展開する。パッケージの展開においては、シスコシステムズと共同で国内ユーザーのニーズに合わせた検証とドキュメント作成を行なうという。

ネットワールドが展開するAtlantis ILIO Diskless VDIのパッケージ

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