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2011年CPUクーラー最強王者決定戦 第2回

オーバークロック対応のクーラーは如何に

勝つのはどれだ!? 2011年CPUクーラー王座決定戦【第2回】

2012年02月07日 12時00分更新

文● 宇野 貴教

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極太8mm径ヒートパイプでガッチリ冷やす
Thermaltake「Contac29 BP」

●対応ソケット:775/1155/1156/1366、754/939/AM2/AM2+/AM3
●寸法/重量:50(W)×120(D)×159(H)mm/563g
●ファン回転数:800~2000rpm
●ノイズ:15~33.2dB
●実売価格:4000円前後
●製品情報URL:http://jp.thermaltake.com/products-model.aspx?id=C_00001720

Thermaltake「Contac29 BP」

 ThermaltakeのContacシリーズのミドルレンジモデルとなる製品。120mm角ファンを搭載するオーソドックスな形状のサイドフローだが、見どころはヒートパイプにある。本数は3本と少ないが、8mm径のビッグサイズでCPUヒートスプレッダに直接接触する方式を採用し、高い冷却性能を実現する。そのほかにも、取り付け方法がプッシュピンまたはクリップで手軽に取り付けできるのも珍しい。このタイプは固定力を高めるためにバックプレート経由で装着する製品が多いため、この方式が魅力的に見えるユーザーも多いはずだ。
 ミドルレンジながら冷却性能は高い数値を示しているほか、ファンノイズも妥協できるレベルに押さえられている。実売価格も4000円前後とコストパフォーマンス重視派には見逃せない製品だ。

アイドル時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  28℃ 25.9℃ 31.3℃ 37.7℃ 40.2dB 1000rpm
純正より -1℃ -1.6℃ +6.7℃ +11.4℃ -2.8dB -700rpm
高負荷時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  51℃ 29.2℃ 38.3℃ 41.6℃ 44.7dB 2000rpm
純正より -24℃ -9.6℃ -7.5℃ -7.9℃ -4.3dB -1300rpm

10分間の温度推移

TDP160W対応を謳うサイドフロー
Thermaltake「Contac30+」

●対応ソケット:775/1155/1156/1366/2011、AM2/AM2+/AM3/AM3+/FM1
●寸法/重量:76.9(W)×120(D)×159(H)mm/558g
●ファン回転数:800~2000rpm
●ノイズ:15~33.2dB
●実売価格:4000円前後
●製品情報URL:http://jp.thermaltake.com/products-model.aspx?id=C_00001823

Thermaltake「Contac30+」

 120mm角ファンを搭載するサイドフロータイプ。8mm径3本のヒートパイプを搭載するなどCPUクーラー部分のスペックはContac29と違いはないため、マイナーチェンジモデルと推測される。Contac29との違いは、マザーボードへの固定方式にバックプレート利用になったことと、ファンがブルーLEDタイプになったことだ。
 バックプレートを使った固定方式が功を奏したのか、CPUクーラー部分が同じContac29より4℃も温度が下がり、高い冷却性能を見せている。オーバークロックマシンのCPUクーラーとして狙い目と言えるだろう。

アイドル時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  25℃ 25.8℃ 26.5℃ 30.9℃ 39.8dB 900rpm
純正より -4℃ -1.7℃ +1.9℃ +4.6℃ -3.2dB -800rpm
高負荷時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  47℃ 28.3℃ 28℃ 32.5℃ 46.8dB 2000rpm
純正より -28℃ -10.5℃ -17.8℃ -17℃ -2.2dB -1300rpm

10分間の温度推移

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