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iPhoneでもやっぱ良い音で聴きたい! 対応オーディオ機器一挙紹介 第2回

iPhoneヘッドフォン本気で選ぶならこの1本!

2012年02月14日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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低音のパワー感は圧倒的!
厚みある“濃い口サウンド”ボーズ「OE2i」

 まずはボーズ。iPhone専用設計でハンズフリー通話用のリモコン・マイクも付属するコンパクトなモデルだ。独自のポート構造によって、ボーズらしい深みのある低音再現を可能にしている。サイズだけでなく99gという圧倒的な軽さも魅力的。カラーはブラックのほかホワイトもある。iPhoneのカラーによって選びたい。

■ ボーズ「OE2i」
形式:密閉ダイナミック型
出力音圧レベル:未発表
再生周波数帯域:未発表
インピーダンス:未発表
コード長:1.69m/質量:約99g
実売価格:2万2000円前後


デザイン:コンパクトでとにかく軽い! 側圧はやや強め

 持ってみるとかなり軽く、装着するとほとんど重さを感じない。ただし側圧は少々強めで、ホールド感は良いが耳が圧迫される感じがある。音漏れも少々大きめなのが気になった。ボーズのロゴを大きくあしらったデザインはアピール度も満点で、見た目の仕上がりも良好だ。携帯しやすいように折りたためるほか、キャリングケースも付属する。

iPhoneハンズフリー通話用のリモコンも付属。本体はパタンと折りたためる

音質:ゴージャス&太書きの濃厚なボーズの低音は魅力的

 マイケル・ジャクソンの力強いドラムがズシっと響き、ゴージャスなステージを豪華絢爛に再現。マイケルのシャウトのキレ味も良く、クリアーで明快なサウンドだ。「My Dearest」のボーカルもくっきりと再現され、歌詞も聴き取りやすかった。一方で、ヴィヴァルディの「四季」では、チェロとコントラバスのパートの鳴り分けが厳しいなど、やや解像感に物足りなさを感じることもある。太書きの濃厚な味わいが特徴的と感じた。

 ゆったりと音楽全体のエネルギー感を味わうような聴き方が似合うタイプで、細かく音を聴き取るよりも、ステージに座って、音楽全体が溶け合って鳴っている様子を聴いているようなスタイルを好む人に合うだろう。能率の点ではまったく心配なし。ノリの良い再現を含め、屋外で軽快に音楽を楽しむような使い方もよく似合うモデルだ。

「OE2i」
実力チェック表
デザイン 装着感 音漏れ防止
音の情報量 高域 中域 低域
■Amazon.co.jpで購入

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