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iPhoneでもやっぱ良い音で聴きたい! 対応オーディオ機器一挙紹介 第3回

iPhoneスピーカー長年使えるのはこの1台!

2012年02月15日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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卵型スピーカーで、豊かなステレオ感と立体的な音像を再現する
オラソニック「TW-D7IP」

 オラソニックの「TW-D7IP」は、PC用などでも知られる卵型のスピーカーに、iPod/iPhone用ドックを組み合わせたモデル。USB端子はiPhoneの同期のほか、PC用スピーカーとしても使える。前方のフルレンジユニットと背面のパッシブラジエーターの組み合わせで、低音の再現性を向上。独特な卵型は音の余計な反射が少なく、定位に優れている。

■ オラソニック「TW-D7IP」
スピーカー:6cmフルレンジ+パッシブラジエーター
アンプ出力:10W+10W
接続端子:iPodドック、ステレオミニ入力、USB
充電機能:○ PCとの同期:○ AirPlay:× アラーム機能:×
サイズ:W108×H108×D141mm(スピーカー)/質量:1.2kg
実売価格:2万円前後

デザイン:セパレート型ながらレイアウトの自由度が高い一品

 ドック部分と2本のスピーカーが独立した3ピース構成で、接続の手間はかかるが、レイアウトの自由度は高い。PCの両脇にスピーカーを配置したり、テレビの両側に置くなどいろいろな使い方ができる。iPhoneスピーカーだけでなく、さまざまな機器と組み合わせやすいのは便利だ。コンパクトなリモコンが付属しており、ドックにiPhoneを装着したまま、曲を進める/戻すといったコントロールが可能。

背面のパッシブラジエーターで低域を強調。スピーカーの角度は自由に調節できる

ドック部分はDAC(デジアナ変換)になるため、ヘッドフォンアンプとしても使える

音質:量感&実体感ある音質でステージ感もリアルに再現

 スピーカーの間にボーカルが浮かぶような定位感の良さが最大の特長。低音も背面にパッシブラジエーターを備えることで十分な量感を備え、チック・コリアのピアノの音も厚みのある実体感ある聴こえ方になる。2台のピアノの音の出方もきちんと描くなどステージ感がよく出る。たっぷりとドラムの低音が入ったマイケル・ジャクソンでは若干パワー感不足も感じるが、ゴージャスなステージはクリアーに再現してくれる。

 機能的にはシンプルだが、PC/テレビ用としても幅広く使えるモデルで、ステレオ感の良さ・定位の良さなど、音にこだわる人の満足度も高いと感じた。音色も比較的ニュートラルなので、あらゆるジャンルをそつなく鳴らしてくれるだろう。卵型のスピーカーは音響的にも数々のメリットがあるが、可愛らしい形状も魅力のひとつと言える。

「TW-D7IP」
実力チェック表
デザイン 省スペース性 使い勝手
音の情報量 高域 中域 低域

■ 公式サイト

■Amazon.co.jpで購入

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