「CrystalDiskMark3.0.1b」によるベンチマーク
次に「CrystalDiskMark 3.0.1b」を使って、転送速度をより詳細に確認していこう。今回は、「AS SSD Benchmark 1.6.4067.64354」の結果からデータ圧縮率により、転送速度が変わることが確認できたので、テストデータは「デフォルト (ランダム)」、「All 0x00 (0Fill)」、「All 0xFF (1Fill)」の3パターンで計測を行なった。
テスト回数はデフォルトの5回。テストサイズはそれぞれ50MB/100MB/500MB/1000MB/2000MB/4000MBの6パターンすべてで実行している。
Intel SSD 520「SSDSC2CW240A3K5」
Intel SSD 510「SSDSC2MH250A2ES」
PATRIOT WILDFIRE「PW240GS25SSDR」
まず、シーケンシャルアクセスについて確認していこう。リードについてはデータの圧縮率に関係なく約500MB/secを記録。これは同じコントローラーを搭載しているWILDFIREと同等で、Intel 510を約30MB/sec~50MB/sec上回る。
ライトについては「All 0x00 (0Fill)」や「All 0xFF (1Fill)」では約490MB/sec、「デフォルト (ランダム)」では、ややばらつきがあるものの最高で310MB/secを超えており、こちらも十分高速だ。Intel 510との比較では「デフォルト (ランダム)」で、やや後塵を拝する事があるものの、WILDFIREよりは約50MB/sec上回っており、後発製品としてしっかりとチューンナップされていることが分かる。
また、ランダムアクセスについては4Kでリード約35MB/sec、ライト約90MB/sec。4K QD32ではリード、ライトとも最大300MB/secを超えるスコアを計測しており、Intel 510よりはるかに高速。ちなみに、4K QD32のスコアをIOPS換算すると、リード約60,000IOPS、ライト約77,000IOPSで、リードでは公称値以上、ライトでも公称値に近い性能を実現していることがわかる。
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