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Apple Geeks 第71回

iCloud対応「AirMacユーティリティ」で変わる家庭内LAN

2012年02月03日 19時00分更新

文● 海上忍

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AirMacディスクを使う

 AirMac ExtremeとTime Capsuleの背面にはUSBポートがあり、そこへUSB 2.0対応のストレージを接続しておくと、共有ディスクとして活用できる。これが「AirMacディスク」で、今回のAirMacユーティリティのアップデートにおけるキモだ。

AirMac ExtremeまたはTime Capsuleの背面にUSBストレージを接続すると、AirMacディスクとして認識される。あとは共有機能を有効にして、接続用アカウントを作成しておけばOK

 接続可能なストレージは、USB 2.0の基準を満たしていればOK。ハードウェア的にもUSB 2.0準拠のため、USB 2.0対応のHDDはもちろん、USBメモリカードも接続できる。USBハブで複数台のHDDを接続したり、DockケーブルでiPodをストレージ代わりに利用したりすることも可能だ。

 注意すべきは、ストレージのフォーマット形式。HFS PlusとFAT/FAT32は問題なく利用できるが、ExFATとNTFSはサポート対象外だ。HFS Plusの場合はAFP、FAT/FAT32の場合はSBM/CIFSと、フォーマット形式に応じてファイル共有プロトコルが使い分けられることも知っておきたい。

 iOSは「どこでもMy Mac」に対応しないため、LANをまたいで接続することはできないが(VPNを使うかグローバルIPアドレスを割り当てれば可能)、AFP対応のクライアントアプリを使えば同じLANからアクセスできる。外付けHDDをMacに接続していると、Macが稼働していないかぎりHDDにアクセスできないが、AirMacディスクとすればNASライクに使えるというわけだ。

 そこで、iDisk(WebDAV)やFTPのほか、SMBとAFPをサポートするファイルブラウザーアプリ「Files Connect 」(450円)を紹介しておきたい。Bonjourにも対応するので、同じLANでファイル共有機能を有効にしているMac、そしてAirMacディスクへすぐにアクセスできる。iOSデバイスを動画や静止画のビューワーとして、またオーディオプレイヤーとして使いたい場合には、重宝すること請け合いだ。

iOSアプリ「Files Connect」は、AFPやSMBなど多様なプロトコルに対応している

Bonjourもサポートしているので、同じLANにあるAirMacディスクやMacはすぐに検出される

ファイルの内容を表示するビューワーとしての機能のほか、メールへの添付や印刷などの処理が行なえる

Files Connect App
価格450円 作者Antecea
バージョン2.1 ファイル容量26.2MB
カテゴリー仕事効率化 ユーザーの評価(4.5)
対応デバイス全機種 対応OSiOS 3.2

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