デジタル顕微鏡モード搭載の
アウトドアデジカメも新機種が登場
同社は、レンズ周囲に配置されたLEDライトと1cmマクロ機能を組み合わせて被写体を拡大する「デジタル顕微鏡モード」が人気の「Optio WG」シリーズの新機種も同時に発表した。3月中旬発売となる。
新機種となる「Optio WG-2」(予想実売価格3万円台半ば)は、従来機(WG-1)と比較して、防水性能が水深10mから12mに向上。1.5mからの落下に耐えられる耐衝撃性やマイナス10度で稼動できる耐低温性、100kgfの荷重に耐えうる構造などは従来機を踏襲する。
撮像素子は1400万画素のCCDセンサーから1600万画素の裏面照射型CMOSセンサーに変更。画像処理エンジンも新型のものを採用し、4枚の画像を連写して合成し、ブレの少ない画像を生成する「手持ち夜景」モードなどが利用できるようになった。
動画撮影はフルHD記録に対応(従来機は最大1280×720ドット)するほか、新たに秒間120コマの動画を撮影できる「ハイスピードカメラ撮影」も可能(解像度はVGAサイズで最大15秒)。しかも音入りで記録可能だ。
デジタル顕微鏡モードも進化している。LEDライトが5灯から6灯に増えたほか、撮影範囲も従来の最小2.57×4.56mmから2.44×4.33mmとなり、より細かい映像を撮影できる。
搭載レンズは従来機と同じ光学5倍ズームが可能で、感度設定も従来機と同じくISO 6400まで設定可能。手ブレ補正も従来通り電子式となる。
GPS内蔵モデルの「Optio WG-2 GPS」(予想実売価格4万円前後)では、ログ記録の動作時間が従来の10時間から60時間に大幅アップ。測位速度も向上しているほか、ログの中間地点の時間表示も可能となった。