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「スマホ&タブレット」と「テレビ&BDレコ」で広がる素敵な世界 第2回

スマホの動画/静止画を大画面テレビに出力だっ!

2012年01月31日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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AQUOS Phoneの映像をAQUOSへ

AQUOS Phoneの「スマートファミリンク」トップ画面。ここから「AQUOSで楽しむ」を選ぶと、コンテンツをテレビ画面で再生できる

AQUOS Phoneの「スマートファミリンク」トップ画面。ここから「AQUOSで楽しむ」を選ぶと、コンテンツをテレビ画面で再生できる

設定ボタンを押すと、同社の薄型テレビやBDレコーダーとの接続方法をガイドしてくれるので、それに従って設定を済ます

設定ボタンを押すと、同社の薄型テレビやBDレコーダーとの接続方法をガイドしてくれるので、それに従って設定を済ます

コンテンツを選んで映像(サムネイル)を上に向けてドラッグすると、テレビ画面へ出力される

コンテンツを選んで映像(サムネイル)を上に向けてドラッグすると、テレビ画面へ出力される

 まずはAQUOS Phoneで試してみた。本機の場合は専用アプリの「スマートファミリンク」を使う方がAV機器的なわかりやすい操作となっている。ガイダンスに沿って設定を済ませると、対応する薄型テレビなどへの配信ができるようになる。

 コンテンツリストから再生したい動画や静止画を選び、あとはスマホに表示された映像をタッチして上方向にスライドさせるだけだ。ちょうどテレビに向けて映像を飛ばすようなアクションで、直感的な操作だ。これでテレビ側で映像コンテンツが再生されるようになる。

Xperia rayの映像をBRAVIAへ

ソニーの「Xperia ray」の「Play on Device」設定。DLNAサーバー情報をはじめ、メディアサーバー機能のオン/オフなども行なえる

ソニーの「Xperia ray」の「Play on Device」設定。DLNAサーバー情報をはじめ、メディアサーバー機能のオン/オフなども行なえる

再生機器となる薄型テレビなどとのWi-Fi接続が完了すると、再生が行なえるようになる

再生機器となる薄型テレビなどとのWi-Fi接続が完了すると、再生が行なえるようになる

設定が完了すると、DLNAプレーヤーの設定で出力する機器を選択できるようになる

設定が完了すると、DLNAプレーヤーの設定で出力する機器を選択できるようになる

 ソニー・エリクソンのXperia rayでは、「Play on Device」というアプリで出力先の薄型テレビなどを選択。設定すればコンテンツの再生ができるようになる。アプリが異なっているため使用感は違っているが、基本的にはほぼ同様の印象だ。

LUMIX Phoneの映像をVIERAへ

LUMIX Phoneの場合は、プレーヤーソフトで再生したいコンテンツを長押しすると、画面周囲に共有先が表示される

LUMIX Phoneの場合は、プレーヤーソフトで再生したいコンテンツを長押しすると、画面周囲に共有先が表示される

外部機器再生(DLNA)にコンテンツをドラッグすると、再生機器として登録された機器へ接続しに行く。バッファー時間の後、再生がスタートする

外部機器再生(DLNA)にコンテンツをドラッグすると、再生機器として登録された機器へ接続しに行く。バッファー時間の後、再生がスタートする

DLNAサーバーの設定。クライアント機器の設定や公開コンテンツの種別などが選べる

DLNAサーバーの設定。クライアント機器の設定や公開コンテンツの種別などが選べる

 パナソニックのLUMIX Phoneに導入されている「DLNA」アプリの場合はやや独特の操作になる。コンテンツのアイコンを長押しすると、上下左右に転送先が明記されたエリアが表示されるので、そこにコンテンツをドロップする。

 なお、写真では下にDLNA共有のエリアが表示されているが、デフォルトではそうなっていない。アプリの設定でDLNA共有を割り当てる必要がある。同様に、Twitterやピクメイトといったよく使う共有先を登録できるので、手軽にコンテンツのアップロードやDLNA配信ができるようになっている。

REGZA Phoneの映像をREGZAへ

まずは「RZプレーヤー(DiXiMプレーヤー)」で出力先の機器を設定

まずは「RZプレーヤー(DiXiMプレーヤー)」で出力先の機器を設定

再生する機器の選択画面。背景色がオレンジとなっている

再生する機器の選択画面。背景色がオレンジとなっている

再生中の画面。画面に大きく再生用ボタンやシークバーが表示される

再生中の画面。画面に大きく再生用ボタンやシークバーが表示される

 富士通東芝のREGZA Phoneは専用アプリの「RZプレーヤー」を使用して映像を出力できる。REGZA PhoneがクライアントとなってBDレコの再生を行なう場合は、サーバー機器が青画面で表示されたが、REGZA Phoneがサーバーとなったときは、再生先のテレビなどのクライアント機器がオレンジ画面で表示されるなど、行なっている操作がわかりやすいように工夫されている。ちなみに、ARROWS X LTEも同様の操作・画面でDLNA配信が可能だ。

LUMIX Phoneの「ギャラリー」で送信先を選択。「外部機器再生」で静止画や動画のDLNA配信が可能だ

LUMIX Phoneの「ギャラリー」で送信先を選択。「外部機器再生」で静止画や動画のDLNA配信が可能だ

Xperia rayでもギャラリーで送信可能。送信先に「Play on Device」を選択する

Xperia rayでもギャラリーで送信可能。送信先に「Play on Device」を選択する

AQUOS Phoneではブラウザーで「AQUOS TV」を選ぶことで、同じURLのページを表示できるなど、多彩な機器連携が可能だ

AQUOS Phoneではブラウザーで「AQUOS TV」を選ぶことで、同じURLのページを表示できるなど、多彩な機器連携が可能だ

 上記は基本的にDLNAプレーヤーでの話をしたが、いくつかの機種では「ギャラリー」などのAndroid標準アプリの「送信」でDLNA機器を選べたりする。

REGZA Phoneで持ち出し番組を選択。上にドラッグすることでDLNA機器での再生が可能だ

REGZA Phoneで持ち出し番組を選択。上にドラッグすることでDLNA機器での再生が可能だ

 また、前回紹介したBDレコーダーからの持ち出し番組についても、同じメーカーのテレビとスマホの組み合わせであれば再生できる場合が多い。ただし、スマホやテレビがDTCP-ITに対応していない旧機種の場合や、ほかのメーカーのテレビに出力するという場合、うまくいかないこともある。

 基本的には内蔵カメラで撮った静止画や動画などを手軽にテレビなどで再生する機能と言えるだろう。なんといっても、設定さえ済ませてしまえば、配線やメディアの移動などが不要で手軽にコンテンツ再生できることがDLNA配信の最大のメリットだろう。

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