NTTドコモは12月20日のspモード、1月25日の都市部のネットワークと、大規模な通信障害が相次いで発生したことについて、その対策を発表した。
1月25日に発生したネットワーク障害は、スマートフォンの急増に対応するために行なった、新型パケット交換機への切り替え作業にともなうもの。端末の同時接続数では新型では能力が増していた一方、制御信号の処理数では減っていた。スマートフォン上のアプリによって急増していた制御情報の見積りが誤っていたことが最大の原因となった。
これらスマートフォンの増加によってともなう事象について、対処策を迅速に決定・実行するとともに、スマートフォン5000万台時代に耐えうるネットワークの高度化を進めていくという。
具体的には一連の障害に対する当面の対処として40億円。12月に障害が発生したspモードのシステムについては2014年度までに400億円。パケット交換機についても同じく2014年度までに1200億円の投資をする予定。
またドコモによる資料では、そのほか具体的な対策と完了時期について詳細が掲載されている。