最大12時間の記録写真が撮れる「DMC-FT4」
水深12mの防水性と2mの高さからの落下に耐えうる耐衝撃性、マイナス10度までの耐低温性、防塵性を備える「FT」シリーズ。その新機種となる「DMC-FT4」(予想実売価格4万5000円前後)は新たに高度計を搭載。内蔵GPSと連動することで高い精度での高度計測が可能だ。従来機(FT3)に搭載されていた方位計、気圧計は引き続き搭載する。
さらに、最大12時間、1~30分の間隔で写真を自動で撮影し続ける「インターバル撮影」機能を搭載。花の開花や植物の成長過程、日の出/日の入りなどの記録写真を撮るのに便利な機能だ。
撮像素子は1210万画素のCCDセンサーを採用し、光学ズームは4.6倍。これは従来機と同じだが、iAズームが6倍から9.3倍に進化している。
また、かんたんレタッチ機能が利用できるようになったほか、パノラマ撮影やジオラマ風撮影にも対応する。そのほか、動画撮影においてAVCHDに加えてMP4での記録にも対応した。
小型・軽量のタフネスデジカメ「DMC-FT20」
タフネスデジカメはもう1機種、「DMC-FT20」(予想実売価格2万5000円前後)が新たにラインナップされた。水深5m防水、1.5mの耐衝撃性、マイナス10度までの耐低温性、防塵性を備える。
FT4ほどタフネスではないが、本体サイズは19.2mmとFT4よりも小型で外観もスマート。高度計やGPS、方位計、気圧計などは搭載しないが、撮像素子(CCD)は1610万画素とFT4より解像度が高い。
光学ズームは4倍でiAズームは8倍まで可能。かんたんレタッチが新たに利用可能になったほか、パノラマ撮影とジオラマ風撮影も行なえる。動画撮影は1280×720ドット(MP4)となる。
光学ズームが進化した「DMC-FH8/6」
LUMIXミドルクラスモデルの「FH」シリーズは、従来光学4倍ズームレンズを採用していたが、新機種となる「DMC-FH8」(予想実売価格2万円前後)と「DMC-FH6」(同1万7000円前後)は光学5倍ズームレンズを搭載。iAズームも最大5倍から10倍になっている。
そちらも簡易版ビューティーレタッチ機能とかんたんレタッチ機能を新たに搭載した。
FH8は1610万画素のCCDセンサーを採用。3型の液晶ディスプレーを搭載し、MP4形式の動画撮影(1280×720ドット)が可能。ジオラマ風撮影にも新たに対応した。
FH6は1410万画素のCCDセンサーを採用。2.7型の液晶ディスプレーを搭載し、1280×720ドットの動画撮影も可能。ただし記録形式はMotionJPEGとなる。
1万円台の低価格モデル「DMC-S2」
低価格モデルの「DMC-S2」(1万2000円前後)は、1410万画素のCCDセンサーを採用。従来の「DMC-S1」で採用していたCCDセンサー(1210万画素)よりも解像度がアップしている。
光学4倍のズームレンズはS1と同じだが、新たに8倍のiAズームが使えるようになり、かんたんレタッチ機能やパノラマ撮影機能を新たに搭載した。さらにAFが高速化し、秒間1.5倍のフル画素連写機能も搭載している。
3D撮影が可能な2眼コンデジも登場
2つのレンズと撮像素子を搭載した2眼デジカメ「3D1」(予想実売価格は5万円前後)も発表された。
光学4倍の「LUMIX DC VARIO」レンズと1210万画素のMOSセンサーを2つずつ搭載し、3D動画および静止画の撮影が行なえる。3D動画はサイド・バイ・サイド方式での記録となる。
3D映像は過度な飛び出し感を抑えることでより自然な立体感となっている。これを実現するためには視差を少なくすることが重要で、本機では2つのレンズを近い位置に配置している。
2眼を生かした2D撮影機能も搭載。ワイドとズームの静止画同時撮りや、2D動画撮影中でももう片方の撮像素子を使ってフル画素で静止画の撮影ができる。
背面の液晶ディスプレーは3.5型(46万画素)でタッチパネル方式を採用。本体サイズは幅108×奥行き24.1×高さ58.5mm、重量は171g。