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始めよう! モバイルルーターで24時間どこでもネット生活 第3回

丸わかり! モバイルルーターの月額料金プラン

2012年01月27日 12時00分更新

文● 井上繁樹、ASCII.jp編集部

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月3880円の低価格と安定した高速通信のイー・モバイル

 2007年からHSDPAを使ったデータ通信サービスを始め、「モバイルブロードバンド」という言葉を広げたのがイー・モバイルだ。これから新規で加入するのであれば、下り最大42Mbps対応(上り最大5.8Mbps)の「EMOBILE G4」が魅力的なので、このサービスを中心に見ていこう。

ファーウェイ製の「Pocket WiFi GP02」。42Mbpsの通信に対応する

 EMOBILE G4対応のモバイルルーター「Pocket WiFi(GP02)」に対応した料金プランでメインとなるのが、完全定額制の「EMOBILE G4 データプラン」と、2年契約が前提の「にねんM」の組み合わせだ。

 この組み合わせでは、5月6日まで「高速モバイルキャンペーン(にねんM)」と題し、料金が本来の月5980円から月3880円に(最大25ヵ月間)割り引かれる。しかも、オンラインストアでGP02を新規で購入する場合、長期割引が適用されて購入時の支払額は0円になる(契約事務手数料3150円はかかる)。

 「にねんM」の途中解約は3万3600円~1400円(1ヵ月ごとに1400円減額される)の解除料が必要だが、2年間利用するのであれば、かなりオトクであると言えるだろう。

 またデータ通信制限だが、「EMOBILE G4 データプラン」では、24時間の通信量が300万パケット(366MB)以上のユーザーに対し、当日の21時~翌2時に通信速度を制御するという。時間帯が限定されているとはいえ、1日にドカッと通信を行なうと対象になってしまいそうだ。

イー・モバイルは二段階定額のプランの上限額が小さめ。2年契約が必要だが、大幅に料金が安くなるキャンペーンを実施中

まとめ:何を基準にキャリアを選んだらいいのか?

 今回の特集でベンチマークやサービス、料金を紹介してきたが、何を重視するかによって、どのキャリアを選ぶのかが大きく変わってくる。そして一長一短がある。例えばドコモのXiはエリア内だと最速だが、他のサービスに比べると料金が若干高め。ソフトバンクのULTRA SPEEDは値段は安いが、エリアがまだ広くないなどだ。

 金額、速度、エリア。この3つを選ぶ際の指標にするといいだろう。自分がスマホなどで契約しているキャリアのサービスをそのまま使ってもいいかもしれない。

 また、モバイルルーターの便利なところは汎用性の高さ。無線LANに対応していればたいていのものはつながる。パソコンはもちろん、音楽プレイヤーや据え置き機を含むゲーム機、スマートフォンやタブレット端末などなど、増えても減っても柔軟に対処できる。他にも裏技的な使い方として、ケータイのデータ通信もモバイルルーター側でまとめてしまえば、通信料金の節約にもなる。

 当たり前すぎて忘れがちだが、何気に便利なのがワイヤレスであること。接続用のケーブルが不要なので、モバイルルーター周りがスッキリするし、カバンに入れっぱなしにしておける持ち運びやすさもいい。ケーブルならではの安心感と簡単さもいいが、ワイヤレスならではの整理整頓のしやすさはその心地よさもなかなかのもの。

 これを機会に、モバイルルーターを持って旅に出よう!

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