1月23日、デジタルアーツはWebフィルタリングソフト「i-FILTER」Ver.8(Windows版・Linux版)に、セキュリティベンダーのフォティーンフォティ技術研究所(FFR)が提供するマルウェア対策データベースを搭載すると発表した。
i-FILTER Ver.8は、マルウェアなどの不正プログラムが組織の内部に侵入した場合も情報漏えい被害を水際で防止する「出口対策」機能を発売当初より搭載。「脅威情報サイト」カテゴリとして提供されていた当該機能に、今回FFRが提供するマルウェア対策データベースがさらに加わることで、より強固な出口対策が可能となるという。
このマルウェア対策データベースは、FFRが独自の手法で日々収集しているマルウェアを解析することによって得られた悪性サイトへの通信をデータベース化した、マルウェアが動作した後に行なうC&Cサーバーへの通信に着目して作成されているのが特徴だ。C&Cサーバーは摘発を逃れるために定期的に新しいサイトを構築し、増加し続ける。これに対し、鮮度が高く汎用性のある情報をデータベース化することで、社内システムにおけるボットマルウェアの感染を早期に発見できるという。
デジタルアーツでは、i-FILTERVer.8の出口対策機能に、FFRのマルウェア対策データベースが搭載されることで、さらに強固なマルウェア感染によって引き起こされる脅威への対策を提供するとしている。