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サイクロン×プラズマクラスターのカップリングは最高だぜ!

シャープ EC-WX300は男心をくすぐるギミック満載の一台だ

2012年01月30日 13時00分更新

文● 藤山哲人

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これまでにない静かな掃除機! その秘密とは――

 マニュアルとカタログを熟読すると、静音性が売りになっているようだ。そりゃスイッチがONになってるかどうか分からない掃除機なんて、今まで見たことなかったし。カタログには「業界最小運転音」って書いてありました。反省――。

 ということで、実際に騒音を測定してみることにした。なにせJISの定める騒音は「無響室で(一般家庭とかけ離れてないか?)、掃除機のノズルを床から10cm浮かせて(それじゃ、掃除してねーじゃん!)、ヘッドの回転ブラシを止め(ええっ! フツー回した状態で掃除するだろ!)、掃除機から1m離したところに測定値を置いた値」となっている。

 そこで俺ん家で、これまで自宅で使っていたサイクロンとシャープのサイクロンの運転音をフツーに使って測定してみた。

シャープのエコモードでは、フローリングを自動的に弱で掃除するため、運転音が静かになっている。(手動強)は、フローリングを強で掃除した運転音

注釈:ASCII.jp編集部の独自測定であり、JISの規格に基づいて測定しているものではありません(3月27日)

 もう劇的に違うってのがお分かりいただけるだろう。

 40dbっていうのは図書館の中の静かさで、50dbだと静かな事務所のようなもの。「掃除機をかけてもテレビのボリュームを上げなくていい」ってのや「スイッチがONになってるか分からない」って事実を裏付ける結果だ。ちなみにいままで使っていた掃除機の70dbは、電話が鳴り止まない事務所レベルだ。そりゃ、うるさく感じて当然。

フローリングの運転音を周波数別の運転音で表示したもの(スペクトラムアナライザ)。横軸が周波数で、縦軸が音の大きさを示す。また赤い線がいままで使っていた掃除機で、青い線がシャープ製。10kHzの右側で突出しているのは、吸い込み音と思われる。シャープは2kHzあたりに、低いピークがあるだけ絨毯の運転音をスペクトラムアナライザで表示したもの。左と同じく、赤い線がいままで使っていた掃除機で、青い線がシャープ製。絨毯が音を吸収するので、どの周波数も全体的に静かになっているが、シャープの静かさはスバ抜けている

 「EC-WX300」の静音性の秘密は、あらゆるところに仕込まれた7つのサイレンサー(防音装置)、防振・吸音機構にある。

 まず一番の騒音となるのが、モーターの駆動音だ。モーターは防振ゴムで固定されているのは今や当たり前だが、「EC-WX300」では遮音のためにケーシング(密閉)されている。さらに本体のモーターが給排気する部分にも吸音材が使われ、掃除機内に音を閉じ込める工夫がされている。

左側の白い部分がモーター部。樹脂でケーシングされた上に、吸音材で覆ってある。右側のカバーは、排気口周辺。こちらも防音処理が施されている

 またヘッドやノズルの先端部分で発生する空気を吸い込む「コォーッ!」という音は、サイレンサーで消音されている。

左は電源スイッチが付いているノズル側のサイレンサー(消音機)、右はヘッドに付いているサイレンサー
バラすと、バイクや自動車のマフラーと同じ仕組みのサイレンサーとなっているサイレンサーの穴をガムテープでふさいで調べたのが赤い線。青い線はサイレンサーをつけた状態。サイレンサーを付けると、13kHz~20kHzの高い音が静かになっていることが分かる

 消音の仕組みは長くなってしまうので割愛するが、「EC-WX300」で使われているのは、一般的な自動車やバイクの排気音を静かにするサイレンサーと同じストレート方式。内側のパイプに無数の穴を開け、外側のパイプとの間に吸音材を挟みこむという方式だ。たとえは悪いが他の掃除機は、改造マフラーでバリバリ音を立てて走るバイクと同じってこと。

ゴミを溜めるダストカップは二重構造になっている。ちなみに抗菌加工や、静電気防止加工もしているようだ内側のダストカップの上部にも防音材(黒い部分)が貼られており、吸引時のノイズを軽減している

 さらなる遮音手段として見逃せないのは、ダストカップが二重になっている点。一見するとカップの透明部分がそのままガポッ! と外れそうだが、「EC-WX300」は二重になっているダストカップのうち、内側のカップのみにゴミが溜まる仕掛けだ。

 おそらくダストカップに入ったゴミはサイクロンで猛烈な勢いで高速にカップ内を回転するので、カップを二重にしてその音も外に漏らさないようにしているのだろう。

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